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本作は、澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を中島哲也が実写化したホラー。正体不明の“それ”と戦うことになるフリーライター野崎和浩を岡田、強い霊感を持つ“キャバ嬢霊媒師”の比嘉真琴を小松が演じ、黒木華、松たか子、妻夫木聡、青木崇高、太賀らがキャストに名を連ねる。
「『来る』公開直前!怖がり屋さん限定プレミア試写会」と銘打たれた本日のイベントには、約100人の怖がりたちが観客として参加した。岡田は映画の完成を喜びながら「その日に完成しなければ間に合わないってくらいで。全国公開できないんじゃないかといううわさがありました」と吐露。現場でも予定通り公開できるかどうか心配していたことを明かし、「間に合うかどうか監督に聞いたら『知らないよ、そんなの』って」と笑いながら語った。
続いて岡田が「とにかくみんな(中島に)怒られるんですよ」と撮影を振り返ると、小松はうなずきながら「私もたくさん怒られました。『青春映画のやりすぎだ』『そんな芝居はここでしなくていい』とか」と述べる。岡田は、そんな中島と小松のやりとりをほほえましく見ていたと言い「親子みたいな関係なんですよ。『どこで覚えてきたんだ、そんな芝居!』みたいな(笑)」と回想。自身が叱られた点に関しては「セリフを噛んだときに『賞とか獲ってるんでしょ? 噛むのはどうなの?』って言われました」と楽しそうにコメントする。
映画を観た感想を尋ねられると、岡田は「すごくクレイジー。だいぶ(オブラートに)包んでクレイジー。鬼才と呼ばれる監督と仕事をしていて、これはすごい作品になりそうだなという実感も与えてもらっていたので」と観客に説明。小松が「めまぐるしくて強烈な映像を観ました。なんかもう……変態なんじゃないかって」と意見を伝えると、岡田は「いい意味でね!」とフォローする。しかし作品に“変態性”が含まれていることには岡田も同意のようで「観てもらったら『これ作った人変態だな』って感じると思います……いい意味でね!」と内容に言及した。
会場に集まった観客と同様、怖がりだという岡田。小松が「撮影期間中に金縛りに遭いました。寝ているとき、誰かが乗っかっているような感じですごく重くて。初めてでしたね」と自身の恐怖体験を語ると、岡田は不安そうな表情を浮かべる。お化け屋敷が苦手かどうか聞かれた岡田は「長年行ってないですね。人に距離を詰められるのがあんまり好きじゃないんですよ。急に詰められたらつかみにいっちゃうかも」とユニークな理由を明かし、会場に笑いを起こした。
イベントの最後にはフォトセッションが実施され、岡田と小松はステージから観客席のほうへ。すると席から“ぼぎわんの手”が突如として出現し、2人は思わず笑みをこぼす。そして岡田は「中島監督の才能を感じていただける映画になっていますし、ただのホラーではないと感じてもらえると思います」と作品をアピールした。
「来る」は12月7日より全国でロードショー。
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岡田准一の映画作品
リンク
- 「来る」公式サイト
- 「来る」予告編
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