ソン・ジア出演「詩人」は毛糸が夫婦の情愛表現に、中国経済改革に揺れる人々描く

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第31回東京国際映画祭コンペティション部門に出品された中国映画「詩人」の記者会見が、本日10月26日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催。キャストのソン・ジアチュー・ヤーウェン、監督のリウ・ハオらが出席した。

左からソン・ジア、チュー・ヤーウェン。

左からソン・ジア、チュー・ヤーウェン。

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「詩人」 (c)2018 Edko Films Ltd. All Rights Reserved.

「詩人」 (c)2018 Edko Films Ltd. All Rights Reserved.[拡大]

1980年代中頃から90年代にかけて、社会主義体制の計画経済から市場経済への改革で揺れる中国の鉱山地方を舞台にした本作。「見えない目撃者」のチュー・ヤーウェンが紙とペンで自身の運命を変えようとする鉱山労働者のリー、「レッドクリフ」などで知られるソン・ジアがリーの妻で彼を支えるチェンを演じた。

左からリウ・ハオ、ソン・ジア、チュー・ヤーウェン。

左からリウ・ハオ、ソン・ジア、チュー・ヤーウェン。[拡大]

本作は街中の描写など、3カ月をかけて制作されたオープンセットを中心に撮影された。中国第6世代に属するリウ・ハオは、映画で過去を復元する難しさについて言及しながら、この時代設定を選択した理由を「私自身がこの時代を経験してきたというのが一番大きい。今振り返っても興味深いのです」とコメント。そして外交的にも軍事的にも敏感な時代としながら、「経済が大きく変化し、社会が様変わりしていく中で、人々は困惑し苦境に立たされていた。そういう中で人々が、どう生きていたかを改めて見つめたくなった」と続けた。

ソン・ジア

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映画では毛糸でできたスパッツが効果的に用いられる場面も。記者からは「北方地方の女性がよく穿くもの。毛糸の色使いも昔風でディテールが細かい」と感想が飛び、ソン・ジアは「私が生まれたのも寒いところでした。母やおばさんが編んでくれたものを昔はよく穿いていましたね」と述懐。一方のチュー・ヤーウェンは「この映画の毛糸は、夫婦の情愛の表現なのです。スパッツからほどけた糸が、2人の微妙な感情の動きを表しています」と分析した。

「詩人」は明日10月27日に東京・EX THEATER ROPPONGIでワールドプレミア。10月29日にもTOHOシネマズ 六本木ヒルズで上映される。

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