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本作は、本谷有希子の同名小説を映画化したラブストーリー。うつが招く過眠症で自分をコントロールできない寧子と、寧子と同棲中のゴシップ雑誌編集者・津奈木の関係が描かれる。
撮影時を振り返って「楽しかった!」と声をそろえたのは趣里と菅田。趣里が「菅田さんは現場でも本当にこのままで、寧子のエキセントリックな部分を受け止めてくださった」と感謝を伝えると、菅田は「俺、何回かパンチを入れられてるからね」とおどける。そして菅田は「シリアスなシーンが多いけど、そんな現場のほうが意外と楽しくなるんです。(趣里に)ストレッチとか教えてもらってました」と口にして観客を驚かせ、趣里も「私はボクシングを教えてもらったりして」と笑顔で続けた。
津奈木の元恋人・安堂を演じた仲は「セリフが長かった! ずっとよくわからないことをしゃべっていて……」と冗談交じりにコメントして、脚本を手がけた関根から「すみません!」と謝罪を受ける。寧子がアルバイトをするカフェバーの店長夫人・真紀役の西田は「(自身が演じたキャラクターの)“普通さ”が寧子に刺さればいいなと思って演じました」と心境を明かし、同店のスタッフ莉奈役の織田は「緊張感がなくて自由にやらせてもらいました」とのびのびとした雰囲気だった現場を懐かしむ。津奈木の同僚・美里を演じた石橋は「映像がとても美しい。それぞれのキャラクターが愛おしくて、途中から他人事に見えなくなります」としみじみと映画の感想を話した。
16mmフィルムで撮影された本作。関根は「フィルムには人の心の動きが写るんじゃないかと僕は信じていて。本谷有希子さんが書いた原作小説を読んだときに、これが映画になるならフィルムで!と思っていたんです」とこだわりを語る。そんな本作を、趣里は「葛藤や愛おしさが詰まっている映画ですので、ぜひ最後までご覧いただけたらうれしいです」とアピールして舞台挨拶の幕を引いた。
「生きてるだけで、愛。」は、11月9日より東京・新宿ピカデリーほか全国でロードショー。
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趣里の映画作品
リンク
- 「生きてるだけで、愛。」公式サイト
- 「生きてるだけで、愛。」本予告
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【イベントレポート】「生き愛」趣里と菅田将暉は現場でのびのび、ストレッチとボクシング教え合う(写真12枚) - 映画ナタリー https://t.co/XYc91efVxd
現場でボクシング指導する将暉くん(笑)