「皇帝ペンギン ただいま」監督リュック・ジャケがペンギンへの愛着明かす

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本日7月4日、「皇帝ペンギン ただいま」のトークショーが東京・サンシャイン水族館で開催され、監督のリュック・ジャケとペンギン研究の第一人者で“ペンギン博士”として知られる上田一生が出席した。

左からリュック・ジャケ、上田一生。

左からリュック・ジャケ、上田一生。

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「皇帝ペンギン ただいま」ポスタービジュアル

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リュック・ジャケ

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第78回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞に輝いた「皇帝ペンギン」の続編にあたる本作。ジャケは「前の作品ではいろんな事情があって水中での撮影が不可能だったんです」と前作に触れ、「皇帝ペンギンたちが人生の半分を過ごす水の中を捉えられなかったフラストレーションを感じていたので、今回再び南極に遠征して撮影をすることになりました」と今作を作るにいたるまでの心境を説明する。

左から上田一生、リュック・ジャケ。

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上田は「皇帝ペンギンをドローンで追うのは、これまでの映像作品ではあまりなかった。非常に立体的で、いろんな視点から皇帝ペンギンを見られる貴重な映像です」と本作に太鼓判を押し、「日本語版のナレーションを担当している草刈正雄さんが、収録中に感極まって泣いたんです。親子の絆の物語が強烈な印象を与えたんだろうと思います」と明かして観客を驚かせる。MCから「皇帝ペンギンの魅力は?」と質問されたジャケは「私も知りたいです(笑)」とジョークを飛ばして笑いを誘ったあと「人間を怖がらないし、彼らのほうから距離を近づけてくれる。とても穏やかで平和的な動物で好きです」と思い入れたっぷりに話した。

ペンギン

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トークショーでは、ペンギンに関するクイズや質問コーナーも。上田は観客のペンギンにまつわる知識の深さに驚き、正解が出るたびに大きな拍手を送る。さらに「一番苦労したことは?」と観客に問われたジャケは「大変だったのは水中での撮影です。ダイバーが100mの深さの映像を撮ったのですが、彼らは1度の潜水で、マイナス2℃の水中に6時間くらいいるんです。危険を伴うので、機材や着るものに細心の注意を払いました」と真摯に答えた。

最後にジャケは「ありがとうございました」と流暢な日本語で挨拶し、大きな拍手に包まれながら会場をあとにした。

「皇帝ペンギン ただいま」は、8月25日より東京・YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか全国で順次公開。

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(c)BONNE PIOCHE CINEMA - PAPRIKA FILMS - 2016 - Photo : (c)Daisy Gilardini

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えるぱそ @elpaso_aqua

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