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池井戸潤の同名小説を実写化した本作は、トレーラーの脱輪事故を巡る大手自動車メーカーの不正をテーマにした作品。自社の無実を証明しようとする運送会社の社長・赤松徳郎を長瀬が演じ、赤松と対立するホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太役をフジオカ、ホープ銀行の職員・井崎一亮役を高橋が務めた。
試写会に先立ち、劇場前のロビーでレッドカーペットセレモニーが行われた。報道陣を前にした長瀬は「素晴らしい作品になったのではないかと思います。皆さんに観ていただくのが待ち遠しいです」と挨拶。高橋は「正しさに向かっていく男たちのドラマを見て、皆さんが勇気付けられることを願っていますし、そうなれば幸せです」と語った。
続いて劇場内に移動したキャスト陣。フジオカは冒頭の挨拶で「人間って個人として心で思うことと、社会的な姿との間で葛藤があるんじゃないかと思い、そこを取っ掛かりにしてこの役に向き合わせていただきました」と明かし、「この作品は最後に大逆転が起きてスカッとして、生きていくうえで前に向かう勇気を得られるのではないかと思います」とアピールする。本作で映画初出演を果たした阿部は「まさしく“空を飛んでいる”気持ちです」と心境を述べ、「最後まで赤松社長についていく姿を見守ってくれて……見守ってください。すみません、緊張しています」とはにかむ。すかさず長瀬が「コメントも“空を飛んで”います」とフォローすると観客から笑いが起きた。
イベントではキャスト陣に「自分が守りたいものは?」という質問が。長瀬は「寺脇さんを守りたいですね」とつぶやいた。寺脇が「え、守ってくれるの? 俺を? 」とうれしそうに聞き返すと、長瀬は「役者の世界は年が離れるとコミュニケーションを取りづらかったりするんですけど、寺脇さんは昔からとてもよくしてくれて。大人になってからそのありがたみを感じています」としみじみ。長瀬が「長生きしてください」と語りかけると、寺脇は「わし、おじいちゃんじゃないんだから!」と苦笑する。中村は「現場から早く帰ることを心がけています」と明かす。「先日まで舞台をやっていたんですが、早く帰りすぎて僕の出ていた舞台のパンフレットを持ったお客さんと同じ電車に乗ってしまったんです」と話し、フジオカに「感想聞けばよかったのに」とツッコまれていた。
最後に長瀬は「僕らが生きていく中で避けては通れない社会。その中で目に見えないものがたくさんあり、そういう思いがきっとキャストやスタッフの中にあって、一つの塊になったのがこの作品なんだと思います。この映画を観て感じていただいたことが、僕らが伝えたかったことで、池井戸先生が言いたかったことだと思います。それを胸にしまっていてください」と呼びかけた。
「空飛ぶタイヤ」は6月15日より全国で公開される。
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うわ💕合ってた。やっぱり顕嵐だった。
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