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「空飛ぶタイヤ」川柳イベント、長瀬智也が“バーコード頭”を「日本人の魂」と力説

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左から木本武宏、長瀬智也、木下隆行。

左から木本武宏、長瀬智也、木下隆行。

空飛ぶタイヤ」の「生存競争はつらいよ 闘う戦士たちへ 川柳コンテスト」が本日6月12日に東京・スペースFS汐留にて開催され、キャストの長瀬智也TKOが登壇した。

池井戸潤の同名小説を本木克英が映画化した本作は、トレーラーの脱輪事故を巡る大手自動車メーカーの不正をテーマにした物語。自社の無実を証明しようとする運送会社の社長・赤松徳郎を長瀬が演じた。

本作では、サザンオールスターズによる主題歌「闘う戦士たちへ愛を込めて」の歌詞にちなみ、“しんどいね、生きていくのは”と感じた瞬間をテーマに川柳を募集。その応募者が招待された同イベントに、まずは長瀬が1人で登場した。女性の多い客席を見た長瀬は「この映画はカッコいい人がいっぱい出てますからね、ディーン(・フジオカ)くんとか。今日はすみません、僕1人で」と笑顔で挨拶。TKOを呼び込もうとする司会の「長瀬さんが1人で寂しがっているんじゃないかと思い、あのお二人をお呼びしました!」という大げさな振りを、長瀬は「そんなことないですよ。お気遣いありがとうございます」とあっさり流そうとする。そして観客の期待を最大限まで煽ったところで、TKOの木本武宏木下隆行が登壇した。

赤松運送と取引する自動車ディーラー役で本作に出演した木下は、現場での長瀬を「常に周りの空気を読んで、楽しくさせてくれる人。休憩時間はずっとバイクの話をしていました」と証言。長瀬が「ショッピングしているときとか、木下さんによく会うんですよね」と明かすと、木本から木下へ「お前、長瀬くんがいる街をうろつくな!」と厳しい言葉が。木下は堂々と「同じ二足歩行ですもん」と返してみせた。そして赤松が聞き込みに訪れる運送会社の人物を演じた木本は「長瀬くん、主役でスターでしょ。現場でじっとしてたらいいのに、みんなとしゃべるんですよ。僕は標準語のセリフで一生懸命なのに、めっちゃしゃべりかけてきたんです」とクレームを入れる。それを受け長瀬は「TKOが現場にいるんだからしゃべりたいと思ったんです」と気さくに話した。

ここで川柳コンテストの優秀賞5作品を発表。ペンネーム・アカエタカの「俺の髪 生存競争 放棄する」という作品を見て、木下は「僕はまだ放棄していないですよ! 一生懸命闘ってますよ!」と帽子を脱いでアピールする。木本が「(頭部が)バーコード状態の人は、ものすごく闘ってるってこと?」と言うと、長瀬は真剣な顔で「あれは魂ですよね。日本人の魂だと思う。俺らなんかよりもずっと闘ってるから」とうなずく。

優秀賞の中から桑田佳祐が選ぶサザンオールスターズ賞が発表されたのち、TKO賞の授与へ。「あっ、白髪! 抜きたい、つかめぬ 遠近感…。」という作品を手がけたペンネーム・みいちゃんがステージに呼ばれ、木下からTKOグッズを贈呈される。しかし長瀬のファンであるその女性は、木本に握手を求められた瞬間、長瀬と握手できるものだと思い込んで目の前を素通りしてしまう。長瀬は「しょうがないよ! 彼女は業界の人じゃないんだから、段取りなんてわからないよ!」とかばうが、ショックを隠しきれない木本の姿に爆笑が起こった。

そして長瀬智也賞はペンネーム・まるこめという女性が手がけた「“今日中に” 出来上がったは 夜10時」が受賞。長瀬は、記念品である赤松運送のジャケットを取り出して「これ、よくできてるんですよ。メッシュになってて通気性がいい。それが今ならなんと……!!」と通販番組風に紹介したのち、受賞者に着せる。木本は受賞者と握手しようと進み出るが、再び見えなかったことにされていた。

最後に長瀬がこれから試写を鑑賞する観客へ「池井戸作品のファンの方々もたくさんいらっしゃると思います。この作品はドラマ化もされているのですが、原作にもドラマにもない、映画にしかないよさがある」と訴えかけ、イベントは終了した。

「空飛ぶタイヤ」は6月15日より全国でロードショー。

(c)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

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