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黎斗はなぜ全裸になったのか?「仮面ライダーエグゼイド トリロジー」スタッフトーク

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金メダルを贈呈された3人。左から高橋悠也、鈴村展弘、大森敬仁。

金メダルを贈呈された3人。左から高橋悠也、鈴村展弘、大森敬仁。

特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」のVシネマシリーズ「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング」トークショー付き上映会が、本日3月23日に東京・渋谷TOEIにて開催され、監督の鈴村展弘、脚本家の高橋悠也、プロデューサーの大森敬仁が登壇した。

ゲームと医療をテーマに、飯島寛騎演じる主人公・宝生永夢 / 仮面ライダーエグゼイドの戦いを描いた同ドラマ。このVシネマは、瀬戸利樹と松本享恭をメインキャストとする「仮面ライダーブレイブ&スナイプ」、甲斐翔真と松田るかをメインキャストとする「仮面ライダーパラドクスwithポッピー」、岩永徹也と小野塚勇人をメインキャストとする「仮面ライダーゲンムVSレーザー」の3本で構成される。

本イベントでは、3作品を一挙に上映。Vシネマを3本制作するに至った経緯を、大森は「『エグゼイド』はテレビシリーズが1カ月分短かったし、ファンの皆さんのおかげで勢いも感じられていた。テレビシリーズが早く終わるなら、キャスト(のスケジュール)も少し空くだろうと思って、早いうちから話していました」と語る。

イベントの冒頭では、花家大我をメインとした「仮面ライダーエグゼイド」Blu-ray BOXの特典スピンオフ「[裏技]仮面ライダースナイプ エピソードZERO」の話題へ。同じスタッフ陣で挑んだ同作は、テレビシリーズ本編の結末がわからないまま制作を進めていた。同作品と「トリロジー」が、仮面ライダースナイプと仮面ライダーゲンムが対峙するシーンでリンクしている点から、鈴村は「『スナイプZERO』のときはどの時間軸のゲンムなのかわかっていなかったんです。悠也さんすげーって感じですよね」とその伏線回収力を絶賛。高橋は「『スナイプZERO』のときは幻覚とも実体とも取れるものとして書いていました。でも実際に本編が終わってみたら、実体として物語に組み込めると思ったので」と解説した。

主に「ブレイブ&スナイプ」で描かれる鏡飛彩と百瀬小姫の関係は、もともとテレビシリーズで描きたかったものだそう。高橋は「飛彩は一度小姫をよみがえらせないという選択をしたので、いつか2人が再会する話を描きたかった」と回想する。また中川可菜扮する小姫は、本編では同じセリフが多かったことから、鈴村が「中川さんが『長ゼリフを撮るときはだいたい鈴村監督です。半年くらい“世界で一番のドクターになってね”しか言わなかったから』って(笑)」と冗談を言うと、高橋は「本当に申し訳ない! 本編でいつかよみがえらせるから、許してねって思っていたんです」と謝罪。また飛彩と小姫、大我と西馬ニコの関係の描き方について鈴村は「飛彩と小姫のシーンは必然的に泣けるんですが、特に泣けるように演出しました。対してニコと大我は、カラッとしてあの2人らしく見えるように意識しました」と説明した。

終盤には、本作の劇中で檀黎斗はなぜ全裸になったのか?という話題に。大森と鈴村は脚本に「全裸」と書かれていたと主張するが、高橋は「本編22話で上半身裸になっていたので、『黎斗は気合いを入れると脱ぐ人なんだ』って(笑)。だからまた上半身裸にすれば楽しく演技してくれるかなと思って、脚本に『裸体』とは書きました。でも『全裸』とは書いてない。監督と黎斗(岩永)が、『裸体』を全裸だと思ったってことですよね」と弁解。鈴村は「失礼しました(笑)。岩永くんもノリノリでしたよ」と笑った。

イベントの最後には、3作品すべてが公開週のミニシアターランキング1位に輝いたことから、3人に金メダルが贈呈された。高橋は自らが手がけた「小説 仮面ライダーエグゼイド ~マイティノベルX~」が6月初旬に発売されることに触れ、「表紙にはエグゼイドとゲンムが描いてあります。“ある人物の過去と未来を巡る物語”と銘打たれているんですが、おそらくこの表紙ということは……」と展開を匂わせる。鈴村は「この小説版は3年後の世界を描いています。大森プロデューサーが3年後を選んだ理由は『3年後だったら映像化するのも難しくない』とのことでした。だから、映像化が頭にまったくないということではないのでは……?」とファンの期待を煽る。そして3人は「引き続きBlu-ray / DVDを買っていただいて、配信もたくさん観ていただけたら、もしかして……。クラウドファンディング方式で、よろしくお願いします(笑)」と言って拍手を起こした。

各作品のBlu-ray / DVDに関しては、「仮面ライダーブレイブ&スナイプ」が3月28日、「仮面ライダーパラドクスwithポッピー」が4月11日、「仮面ライダーゲンムVSレーザー」が4月25日に発売される。

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