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舘ひろし主演ドラマに古川雄輝と星野真里出演、熊切和嘉が監督務める法廷ミステリー

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「連続ドラマW 60 誤判対策室」

「連続ドラマW 60 誤判対策室」

舘ひろしが主演を務め、古川雄輝星野真里が出演する「連続ドラマW 60 誤判対策室」が5月にWOWOWプライムで放送される。

石川智健によるミステリー小説を「私の男」の熊切和嘉が実写化する本作。定年を控える刑事・有馬英治、若手弁護士・世良章一、検察官・春名美鈴の3名が所属する“誤判対策室”を舞台に、彼らが死刑囚を再調査し冤罪の可能性を探っていくさまが描かれる。舘が有馬、古川が世良、星野が春名を演じ、「そこのみにて光輝く」「オーバー・フェンス」の高田亮が脚本を担当した。

舘は「捜査だけにひたむきに取り組むまっすぐな有馬の、ハードボイルドな年老いた男の生き様をうまく表現できたらと思っております」とコメント。また古川は「初の弁護士役で、慣れない専門用語などが多いですが、30歳になって初めての役が自分にとって挑戦的な役で良かったです」と喜びを語り、星野は「頭の中にあるだろうたくさんの言葉を想像し、普通に気になる女性を目指します。そして何事にも怖じけずにそこに居られるよう頑張ります」と決意を述べた。

「連続ドラマW 60 誤判対策室」は全5話。なお原作本「60 誤判対策室」が、3月15日に講談社文庫より発売される。

舘ひろし コメント

最初に頂いたプロットが大変面白くて。原作も併せて拝見しましたが、魅力的な設定や、展開、奥深さに引き込まれ、この作品を映像にしたらきっと面白くなるだろうと思いました。原作とは異なり、脚本では中倉綾子の設定が一部オリジナルなところが良いエッジとなり味を出していると感じています。
有馬を演じることについては、熊切監督からの熱い要望もあったのですが、ヨレた感じの初老の男を演じていこうと思っています。外見的な役作りとしては無精ひげを生やしているのも特徴的です。捜査だけにひたむきに取り組むまっすぐな有馬の、ハードボイルドな年老いた男の生き様をうまく表現できたらと思っております。
熊切監督とは60~70年代の映画の話題で盛り上がって、日々楽しくやらせてもらっています。
12年ぶりのWOWOWドラマ出演となります。
映画監督と骨太な人間ドラマを撮影する楽しみを感じております。
最近にないハードボイルドな作品に仕上がると思います。ぜひご覧ください!

古川雄輝 コメント

初の弁護士役で、慣れない専門用語などが多いですが、30歳になって初めての役が自分にとって挑戦的な役で良かったです。また以前より希望していた、大人の役を演じられることも嬉しいです。
先輩である、主演の舘ひろしさん、星野真里さんお二人と共にお芝居が出来ることがとても光栄ですし、
僕自身こういう作品が好きで、脚本のストーリー展開にどんどん引き込まれました。
冤罪や死刑制度について考えさせられるタイムリミットサスペンス、是非お楽しみに!

星野真里 コメント

やったぁ! 連続ドラマWだぁ! やったぁ! 熊切組だぁ! やったぁ! 舘さんだぁ!と大変嬉しく思いました。
魅力的な原作をさらに磨き上げた台本で、何度も読み入ってしまいました。
映像化する気合いを感じ、震えました。
春名は、文字の上では何というかひっかかりにくい女性だなという印象で、さてこれをどう演じればよいのかと。
でも繰り返しセリフを声に出してみるといろんな可能性も感じました。
頭の中にあるだろうたくさんの言葉を想像し、普通に気になる女性を目指します。
そして何事にも怖じけずにそこに居られるよう頑張ります。
本当のことって当事者じゃないと分からない。当事者すらもわからないことがあるかも。
現実世界だとまあいいかと諦めることも多いかな。
ですがぜひこのドラマの中では、あるはずの真実を探してみてください!

熊切和嘉 コメント

シドニー・ルメット監督の刑事物や法廷ものが好きで、いつかそういう渋い方向に挑戦したいと思っていたので、今回の作品はその両方の要素があることにとても興奮しました。厚みのあるミステリーをしっかりと、説得力を持って物語りたいです。
主人公の有馬像と有馬を演じる舘ひろしさんについては、過去に囚われているという部分では、僕が今まで描いてきた人物とも通ずるところがあるのですが、舘さんが演ずることによってそこに不思議な軽やかさも加味されていて、放っておけない人物像になっていると思います。舘さんは本当に素敵な方で、皺がとても美しい!
とにかく僕は中学生の頃に「あぶデカ」を夢中になって観ていましたから、その方と一緒に作品作りが出来ていることに感慨を覚えつつ、「5時間の映画」と思って存分にこだわって撮っています。どうぞ楽しみにしていて下さい。

石川智健 コメント

「60」という作品は、膨大な文献を調べるだけではなく、実際に再審開始が決定された死刑囚の方の講演会に参加し、半端なものにはできないと決意して書き進めたものです。
刑事・検事・弁護士それぞれが持つ正義や矛盾。裁判という限定的な世界で判断せざるを得ない真実と偽りの曖昧さを描きました。作中に描かれた番狂わせが映像になったらどうなるのか、今から楽しみでなりません。

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