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1972年に誕生した「マジンガーZ」のテレビシリーズ最終回から10年後を舞台にしたこの劇場版。上映前の舞台挨拶には“光子力ライト”(ペンライト)を手にした観客の歓声を受け、兜甲児役の
発声のタイミングやキャラクターカラーの紹介など応援上映の説明が行われたあとは、キャスト陣が「“Z”叫ポイント」を伝授。茅野が「映画の後半で、さやかさんがマスコミにたたかれるシーンがあるんですけど。皆さんには『さやかさん悪くないよ!』って応援してほしい(笑)。さやかコールもいいですね」と提案すると、会場からは息の合った「さやかコール」が巻き起こる。上坂は、アンドロイドのリサが初めてラーメンを食べるシーンを挙げ「すごくおいしそうに食べるので、リサに『ラーメンおいしい?』って聞いてほしい(笑)」と独特の応援方法を勧め、笑いを誘った。
また花江が「僕は『三番隊、気合い入れていくぞっ!』っていうシーンで『おうっ!』と応えてほしい」とシローの応援シーンを挙げると、実際に映像で練習をすることに。会場に集まった400人の観客による「おうっ!」の掛け声に、森久保は「三番隊だけ人数多い!」とツッコミを入れる。さらに、甲児がマジンガーZに乗るシーンの掛け声「マジーンゴー!!」の予行演習をすることになると、森久保は「言い方にコツがあって。旧作の『マジンガーZ』にミキサーで入ってた方から『石丸(博也)さんはあんまり力んでなかったよ』って教えてもらったんです。軽く抜く感じで言うのがコツらしい」とコメント。「ちょっと脱力して、頭のてっぺんから声を出してください(笑)」という森久保のアドバイスをもとに、観客全員で「マジーンゴー!!」を実践する。その完璧な掛け声に、森久保も満足気な様子だった。
上映が始まると、キャラクターが登場するたびに観客からは大きな声援が。水木一郎によるオープニングテーマ「マジンガーZ(INFINITY version)」が流れると、赤いペンライトで統一された観客の息の合った合唱が始まった。またキャスト陣からのリクエスト通り、リサがラーメンを食べるシーンでは「ラーメンおいしい?」、シローの出撃シーンでは「三番隊、気合い入れていくぞっ!」のセリフに「おうっ!」、さやかがマスコミに囲まれ非難を受けるシーンでは「さやかコール」が巻き起こる。さらに甲児がマジンガーZに乗るシーンの掛け声「マジーンゴー!!」では会場が一体感に包まれた。映画のクライマックスとなる甲児たちとDr.ヘルとのバトルでは、立て続けに繰り広げられる必殺技の応酬に観客の応援も熱を帯びる。迫力満点の映像と怒涛の展開に、観客たちの興奮冷めやらぬままに上映は終了した。
志水淳児が監督を務めた「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」は全国で公開中。
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