「火花」板尾創路が山形で舞台挨拶、玉こんにゃくのおいしさ語る

本日11月11日、第13回山形国際ムービーフェスティバルにて「火花」が上映され、監督の板尾創路が舞台挨拶を行った。

又吉直樹（ピース）の同名小説をもとにした「火花」は、漫才の世界でくすぶる青年・徳永と、あほんだらというコンビを組む先輩芸人・神谷の歩みを描いた青春譚。菅田将暉が徳永、桐谷健太が神谷を演じ、木村文乃、川谷修士（2丁拳銃）、三浦誠己らがキャストに名を連ねる。

板尾は会場に駆け付けたファンと一緒に本編を鑑賞。上映後、MCの呼び込みで板尾が客席からステージに上がると、会場には大きな歓声が巻き起こった。板尾は「今回は客席でお客さんと一緒だったので、それぞれのリアクションに注目して観ていました。隣に座っていたおばさんが笑ってくれていて、うれしかったです」と笑顔で述べる。

ドラマの撮影や舞台の公演で、過去に何度か山形を訪れたことがあるという板尾。「昔、ドラマで山形のさくらんぼ農家の役をやったのですが、山形の方言があまりにも難しくて……。でもすごく親しみやすい、かわいらしい方言だなというイメージがあります」と方言について述べ、「昨日も山形の名産である玉こんにゃくを食べたんですが、本当においしかったです」と語った。

そして板尾は本作に関して「自分でも観るたびに感動するタイミングが変わる映画だと思っています。今日はエンドロールで映画に出演してくれた、たくさんの芸人たちの名前が出てくるのを観て泣きそうになりました」と感慨深げに話した。

「火花」は11月23日より全国でロードショー。