瀬々敬久「ヘヴンズ ストーリー」初BD/DVD化、4時間38分に及ぶ復讐劇

「最低。」「8年越しの花嫁 奇跡の実話」などの公開を控える瀬々敬久が監督を務めた「ヘヴンズ ストーリー」のBlu-ray / DVDが、12月6日に発売される。

2010年に公開された本作は、家族を殺された幼い娘や妻子を殺された若い夫、息子を育てながら復讐代行を副業にする警官などの姿を描いた、上映時間4時間38分に及ぶ復讐劇。第61回ベルリン国際映画祭にて国際批評家連盟賞とNETPAC賞を受賞した。キャストには寉岡萌希、長谷川朝晴、忍成修吾、村上淳、佐藤浩市、柄本明らが並ぶ。

本作が今回初めてソフト化されることに関して瀬々は「映画上映にこだわってきましたが、これを機会に『ヘヴンズ ストーリー』の、また新しい体験が広がっていくことを期待します。なお上映は、今後も続けていきたいと思っています。そして、決して一元化でなく様々な選択肢のある状況を、引き続き目指していきたいと思っています」とコメントを寄せた。なお12月2日から8日にかけて、東京・新宿K's cinemaで本作のアンコール上映が実施される。

Blu-ray / DVDにはスチル写真を多数掲載したブックレットが付属。また、新規撮影の映像特典が収録される予定だ。

※「ヘヴンズ ストーリー」はPG12作品

ヘヴンズ ストーリー

2017年12月6日（水）発売
発売・販売元：ポニーキャニオン
価格：Blu-ray 6264円/ DVD 5184円

瀬々敬久 コメント

「ヘヴンズ ストーリー」はこれまで7年の間、上映されてきました。その間、見に来ていただいた方々、そして上映に携わっていただいた方々、ありがとうございます。この7年の間で、時代も少し変わりました。映像の需要は配信へと進み、モノとして映像を所有するということがいつ終わるかもしれないというのが趨勢です。そんな時流の中、これが最後の機会とも考え、この映画をDVDやブルーレイとして、それぞれの場所で見ていただけるよう決めました。映画上映にこだわってきましたが、これを機会に「ヘヴンズ ストーリー」の、また新しい体験が広がっていくことを期待します。なお上映は、今後も続けていきたいと思っています。そして、決して一元化でなく様々な選択肢のある状況を、引き続き目指していきたいと思っています。