wataboku、倍賞千恵子主演のモノクロ映画を色鮮やかにイラスト化

倍賞千恵子の出演作を集めた特集上映「女優 倍賞千恵子」が、9月2日から29日にかけて東京・神保町シアターで開催される。このたびデジタルアーティスト・watabokuとのコラボレーションビジュアルが完成した。

InstagramをはじめとするSNS上でオリジナル作品を発表し、これまで欅坂46や池田エライザとのコラボレーションで注目を集めてきたwataboku。特集上映とのコラボレーションにあたり、倍賞が初主演を務めた山田洋次監督作「下町の太陽」の一場面をカラフルな色使いで描き上げた。watabokuは「上映当時のイメージを想像しながら配色は温もりを感じられるよう仕上げました。当時とはまた違った角度の魅力がお客様に伝われば幸いです」とコメントしている。

特集上映「女優 倍賞千恵子」では「下町の太陽」のほか、20歳の倍賞がスクリーンデビューを果たした「斑女」、“寅さん”の妹・さくら役で知られる「男はつらいよ」シリーズの1作目、松たか子や黒木華も出演した「小さいおうち」などがラインナップに並んだ。東京で開催後、神奈川・横浜シネマリン、大阪のシネ・ヌーヴォ、愛知・シネマスコーレなどへ巡回していく。

wataboku コメント

今回このような機会をいただき大変光栄です。上映作品をリアルタイムで体験していない私にとっても、残された作品は日本の興行界にとっても大変貴重なものだと認識しております。僭越ながら倍賞千恵子さんを描き起こすにあたり使用したツールは当時無かったものですが、上映当時のイメージを想像しながら配色は温もりを感じられるよう仕上げました。当時とはまた違った角度の魅力がお客様に伝われば幸いです。

特集上映「女優 倍賞千恵子」

2017年9月2日（土）～29日（金）東京都 神保町シアター
＜上映作品＞
「斑女」
「水溜り」
「酔っぱらい天国」
「雲がちぎれる時」
「あいつばかりが何故もてる」
「私たちの結婚」
「踊りたい夜」
「下町の太陽」
「二十一歳の父」
「霧の旗（1965年版）」
「横堀川」
「愛の讃歌」
「喜劇 逆転旅行」
「男はつらいよ」
「遙かなる山の呼び声」
「離婚しない女」
「小さいおうち」