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本作は、人類同等の知能を持つ猿シーザーの物語を軸にした「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」の続編。愛する存在を失ったシーザーの葛藤、そして地球の支配権を懸けた猿と人類の決戦が描かれる。
バッド・エイプはシーザーが旅の途中で出会う動物園出身のチンパンジー。ユーモアと知性を秘めており、次第にシーザーと心を通わせていく。柳沢はキャスティングについて「ピッタリだな!って思いましたね。実家の81歳のお袋にも『今度“猿の惑星”の声優をやるんだ』って言ったら、『何役なの?』って聞かれて、『猿』って答えたら『ピッタリじゃん、ピッタリ! 観る、観る!』って言っていました」とエピソードを披露する。そして「バッド・エイプは、過去にいろいろあったんだけど、シーザーと出会って新たに勇気をもらうんです。いい役ですよね! オイシイ役なんですよ(笑)」とコメント。
吹替については「人間が話しているのを聞いて言葉を覚えたという設定なので、普通にしゃべると人間になってしまうし、やりすぎちゃうとしらじらしくなっちゃうし、すごく難しかったです」と苦労を明かし、「悲しい過去をシーザーに語るシーンでたっぷり間を空けて話すんだけど、あのシーンで自信が確信に変わったね(笑)」と振り返る。作品について「バッド・エイプが、臆病なんだけど、シーザーや友達と出会って変わっていくところも観てほしい」とアピールした。