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ポケモン20周年記念作品にあたる本作では、サトシとピカチュウの出会いを起点に、旅立ちの日に誓った「ホウオウがいる場所を目指す」という約束の続きが描かれる。「ポケモンの“わかり手”たちと一緒に映画が観たい」という中川たっての希望で実現したこの企画。「劇場版ポケットモンスター」としては初の発声可能上映となり、声出し、コスプレ、サイリウムの持ち込みなどが許可された。中川は本作に、ポケモンセンターのお姉さんことジョーイとして出演している。
発声可能上映自体が初めてという中川は、上映前に行われた舞台挨拶に「ポケんちわー!」と声を上げながら登壇。会場に集ったファンたちのコスプレ衣装を見て「しょこたん高まるんだけど!」と興奮し、およそ5分にわたってポケモン愛を語った。すでに本作を4度鑑賞している彼女は「もうキャタピーが出てくるだけで泣けるんですよ!」と太鼓判を押す。
いよいよ始まった発声可能上映。映画の序盤ではテレビアニメシリーズの第1話とほぼ同じ内容の物語が描かれる。出会ったばかりでサトシの言うことをまったく聞こうとしないピカチュウの姿に「懐かしい!」「ツンデレいい……」「やっぱピカチュウはこうじゃないと」など思い思いの言葉が観客から漏れる。
そして第1話の内容が終わると同時にサトシの「ポケモンゲットだぜーッ!」の声が響き、いよいよ映画のオープニングタイトル、そして主題歌「めざせポケモンマスター -20th Anniversary-」が流れ始める。大合唱する観客とともに映画を鑑賞していた中川は「ダメ! キャタピー出てくる前に泣けてきた」と感無量の様子だ。
キャタピーをはじめ、トサキント、ワンリキー、イワーク、オコリザル、プリン、パラス、ディグダなど151匹のポケモンが次々と登場する本作。レイトショーのため、中川曰く“大人のお友達”こと往年のポケモンファンが多く集まった会場はノスタルジックな雰囲気に。そしてヒトカゲの赤、シャワーズの水色など、ポケモンの色に合わせたさまざまなサイリウムの色が会場を包み込んだ。
映画も中盤、突然客席の右前方のドアが開き、ある男性がこっそりと席に座る。それに気づいた中川が「あっ! 湯山監督だ!」と叫ぶと、「えっ監督?」「まじ?」「監督ー!」「最高だー!」「ありがとー!」といった声が立て続けに飛ぶ一幕も。
中川と湯山は、上映終了後に行われた舞台挨拶にも登壇。中川は「今日一緒に観てる人たちは“わかり手”さんだから、ハマるツボが同じすぎて……!」「もう君は俺か!」と興奮冷めやらぬ様子で再びおよそ5分にわたってポケモン愛を叫ぶ。一方の湯山は「遅れちゃってすいません」と謝罪しつつ「『めざせポケモンマスター』のところが観たかったんだけど、みんな歌ってた?」と。中川は「もちろんです!」と返答し、観客は「アンコール! アンコール!」と湯山に大合唱の様子を見せたがっていた。
「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」は全国で公開中。
※記事初出時より、コメントに一部加筆しました。
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