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ポケモン20周年記念作品にあたるこの映画では、サトシとピカチュウの出会いを起点に、旅立ちの日に誓った「ホウオウがいる場所を目指す」という約束の続きが描かれる。松本がサトシ役を務め、本郷がポケモン博士を目指す少年ソウジ、古田がホウオウの研究をしている老人ボンジイに息を吹き込む。また中川はポケモンセンターで旅人を出迎えるジョーイ、山寺は謎めいたポケモンのマーシャドーに声を当てた。
舞台挨拶では、まずピカチュウが「ピカピカー!」とキャストを呼び込む。ステージに上がった湯山は「20周年ということでいつもと違うことをやろうと思いました。思い返してみると、ポケモンはサトシとピカチュウが出会ったところから始まる。ゼロからもう1回ポケモンを見つめ直して作りたかった」と本作製作の意図を話す。
この映画では入場者に、ゲーム「ポケットモンスター サン・ムーン」にて通常のプレイでは出会うことのできない幻のポケモン・マーシャドーがプレゼントされる。本郷は「皆さん、マーシャドー受け取りましたか? どうしても初日に受け取りたくて、持ってきちゃいました」とステージ上で自前のニンテンドー3DSを取り出し、「あ、受け取れてる! 壇上でゲットしたの僕しかいないですから!」と大興奮の様子だった。
古田は「20年前、友人の犬山(イヌコ)がニャースの声をやると聞いて、『ほう、そうなのか』って言ったんですが、気付いたら20年も続く番組になっていて。ようやくファミリーに入れて喜んでおります」と笑顔を見せる。中川は「すごく幸せです! 20年目のポケモンの夏……皆さんは歴史の目撃者です! 目から、心から、鼻からハイドロポンプが止まらなかったことかと思います!!」とまくし立て「20周年の夏が来たー!!」と観客を煽った。
山寺は「もう卒業したんですけど……ポケモン映画は『おはスタ』とともに始まったので、やってもいいですか?」という前振りから、元祖“おっはー!”を披露。松本は「ポケモンが20歳。成人式を迎えて、皆さんにもっと喜んでもらうべくがんばっていくので、これからも応援してください」と挨拶した。
ここで、アニメ「ポケットモンスター」の初代オープニング曲であり、本作のオープニングにも使用されている「めざせポケモンマスター」の20thアニバーサリーバージョンを歌唱することに。松本が「せっかくなのでみんなも歌ってもらえますか?」と言うと、中川は「みんなで『スカートの中』『キャー!』の掛け声で盛り上がりたい!」と賛同する。そしてキャストと観客が一体となって同曲を大合唱。歌い終えると、松本は「20年前と違う重みを、歴史を感じます。うれしいです!」と感謝を述べる。ノリノリで歌に参加した本郷が「私は今日マーシャドーをゲットできたので、テンション上がってます」と言うと、中川が「初日に駆け付けたガチ勢のお兄さんですよね?」と一言。そんな“ガチ勢”本郷がピカチュウに「ピカチュウー!!」と手を振ると、松本が「ちょっと嫉妬する!」と笑っていた。
ここで本作のエンディングテーマ「オラシオンのテーマ ~共に歩こう~」を歌う林明日香がサプライズ登壇。2003年公開の「ポケットモンスター・アドバンスジェネレーション/七夜の願い星ジラーチ」でも主題歌を担当した林がステージに現れると、久々に再会した松本が「大人になったねー!」と駆け寄る。そして林の生歌唱を聞いて、松本は号泣。「この歌を聞いて、20年のいろんなことを思い出しました。みんなも自分の大切な人のことを思い出したんじゃないかな」とコメントし、「ピカピカチュー……」と涙声を出すピカチュウに「共同体だもんな!」と抱きついた。
「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」は全国で上映中。
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