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花僧・池坊専好を主人公にした本作は、戦乱で荒れ果てた京都が舞台の時代劇エンタテインメント。記者会見には萬斎と篠原のほか
専好を演じた萬斎は「撮影では濃い時間を過ごせた。面白おかしくも、真剣にも演じさせていただきました」とコメント。続けて「これだけのキャストに囲まれて、演じることの楽しさをまた知ることができました」と述懐する。
豊臣秀吉役の猿之助は「素晴らしい大先輩方の胸を借りてお芝居ができたことで、歌舞伎役者としての幅が広がりました」と振り返る。千利休に扮する佐藤は「チャンバラがなくても時代劇を観たという充足感があります。このような作品が年に何本か作られて、時代劇が未来永劫伝わっていくことを願います」と熱く語った。
先輩俳優に囲まれた森川は「こんな中に自分が紛れているのが不思議です。同じ作品に出させていただくことはなかなかないことですし、幸せです。この中から誰かを選べと言われても選べません」と心境を述べる。「私だけ羽二重なしの地頭カツラで、着脱が簡単でした」と挨拶した高橋は見どころについて「どこを切り取っても画がきれいなところ、花やお茶などの日本の文化、そして私の地頭カツラ」と述べ、笑いを誘った。
萬斎との共演について猿之助は「能と歌舞伎は近くて遠い存在なので、映画という舞台で図らずも共演できてうれしかった。初めてだけど初めての気がしない」と述べ、笑顔を見せる。一方、猿之助との共演について萬斎は「楽しみでした。僕とのシーンはもちろんですが、浩市さんを踏んづける場面などが素晴らしかったです。嫌なやつがチャーミングに見えるのはすごい」と称賛。2人の言葉に佐藤は「伝統芸能という“型”を大切にする方々と演じられて面白かったです。猿之助くんが頭を踏んでくれるシーンでは、2人と違い僕は圧がかからないと演じられないので『もっと踏んで!』とお願いをしました」と振り返った。
「花戦さ」は、6月3日より全国ロードショー。映画ナタリーでは追って本日行われる記者会見の様子をレポートする。
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