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「ラストコップ」シリーズは、唐沢演じる30年ぶりに昏睡状態から目覚めた刑事・京極浩介と、窪田演じる若手刑事・望月亮太の活躍を描くアクションコメディ。この舞台挨拶には、唐沢と窪田に加えてレギュラーキャストの
舞台挨拶ではまず、10種類の異なるエンディング映像が週替りで上映される「サプライズ・マルチエンディング」という仕掛けが明らかになった。本編から30年後を舞台としたこの映像の中で、キャストが老人風の特殊メイクを施していることから、唐沢は「あの特殊メイクは6、7時間かかるんです。撮ったあとは落とすのにまた時間がかかる。それが大変でした」と説明。中でも窪田は、結衣役の佐々木とともに出演した「亮太老人&太った結衣編」が気に入っているそう。120kgの結衣が登場する同映像について、佐々木と窪田は「30年の間にいろいろあったんだろうね」と笑い合った。
シリーズを通して多くのキャラクターが変化していく中、まったく変わらない役どころだった松浦役の藤木。「変わらない人がいるからこそ、変わっていく人が目立つんだと思った」と話す。「僕も松浦さんみたいに(変わらず)行く予定だったんですけど……」と切り出した竹内は、ギャグ路線に変化していった自ら演じる“キモ山”こと若山に関して「台本を読んで、これは試されてるなと思って。唐沢さんや窪田さんが『やっていいよ』と言ってくれたので、自分を解放していきました。自分って解放型なんだな」と説明。本当の自分の姿を聞かれると「基本的にアレ(若山)です!」と言い切った。
美咲役として、宮川扮する鈴木にお茶をこぼし続けた武田は「最初はすごく不安だったんですけど、回を重ねるうちに楽しくなっていった。宮川さん、すみません!」と謝罪。対する宮川は「最後、うまかったよ!」と言葉をかける。そして小日向は「フィナーレって感じがしない。30年後からタイムマシンで戻ってくれば、延々とできるんですよね。この映画が当たれば、何度でも行けます!」とファンの期待を煽った。
ここでキャスト陣から唐沢へ、寄せ書きのプレゼントが。窪田は「唐沢さん、一生ついて行きたいです! いや、勝手についていきます!」とメッセージを読み上げ、「ここにいる皆さんも一緒で、ラストコップフォーエバー、唐沢さんフォーエバーみたいな気持ちだと思います」と話す。それを受け唐沢は「窪田も2年間の間にガラッと変わりましたよ。最初は暗いコンピューターオタクの役だったのに、今や自ら走って行って、ぶん殴る、蹴るのすごいキャラになった」と振り返る。さらに「竹内くんなんて……こんな隠し球があるとは思いませんでしたよ。キモ山なんて、誰が思いつく? 完全に食われましたよ。いずれ潰すからな」と宣言して爆笑を起こした。
続けて唐沢は、「僕も、窪田くんにちょっとあるんですよ」と言って突然ステージを降りる。京極が劇中で着ていたものと同じ自前のスタジャンを持参し「窪田は一生懸命がんばってたので……触るだけ触っていいから」とボケると、共演陣から「あげないんですか!?」とツッコミが。それを試着して「ちょっとパツンパツンですけど……きっと伸びていって馴染みますかね?(笑)」と言う窪田に、唐沢は「サイズ合わないから(あげるの)やめようかな」と言って再び笑いを誘った。
最後に唐沢は「この映画は、おじいちゃんおばあちゃんから小さいお子さんまでが大笑いしてちょっと泣ける、エンタテインメントの王道です。何度観ても楽しんでいただけると思うので、ぜひまた大笑いして、わかっていても泣いちゃってください。窪田くんの顔ばっかり思い浮かべてるかとは思いますが、若山くんも忘れないようにしてあげてください(笑)」と話し、イベントを締めくくった。
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