本作は、イラク建国の立役者として尽力し、“砂漠の女王”と呼ばれたイギリス人女性ガートルード・ベルの半生を描いた伝記映画。モロッコの砂漠地帯などで、4Kカメラにより撮影された。
ベル役のキッドマンについて「なんの不安もなく撮れたよ」と話すヘルツォーク。「彼女は『ヴェルナーの世界に入る』と言ったんだ。そして撮影に入る前に、ガートルードの手紙や、中東の文化について勉強してきていた。アラビア語の習得にも熱心に取り組んでいたよ」とキッドマンの役作りの姿勢を絶賛する。また劇映画で女性を主人公にしたのが本作が初めてだということに、友人の指摘によって気付いたというヘルツォークは「もっと早くから取り組むべきだったと感じたよ。男性と女性を交互に主人公に据えればよかった」と明かした。
ヘルツォークからは、本作の脇を固める俳優たちに関するコメントも。悲劇的な恋愛が重要な要素の1つとなった本作において、その中核を担ったのは
そしてヘルツォークは観客に向け、「感じてほしいのは、やはりガートルードの魅力だ。この映画の主人公である彼女は、あの時代に誰もできなかったことを成し遂げた。強く大胆で優しい女性だ。この作品は砂漠を舞台とした壮大な愛の物語だ」とメッセージを送った。
「アラビアの女王 愛と宿命の日々」は、2017年1月21日より東京・新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。
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1/21(土)公開【アラビアの女王】ヴェルナー・ヘルツォーク監督、ニコール・キッドマンの役作り絶賛。主人公であるガートルードはあの時代に誰もできなかったことを成し遂げた。強く大胆で優しい女性。この作品は砂漠を舞台とした壮大な愛の物語https://t.co/O16BItk6PW