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高倉健の追悼展が明日より開催、出演作205本の映像や横尾忠則によるアートも

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「追悼特別展 高倉健」より、森山大道が撮影した写真。

「追悼特別展 高倉健」より、森山大道が撮影した写真。

高倉健の歩みを紹介する展覧会が、明日11月19日から2017年1月15日まで東京・東京ステーションギャラリーにて行われる。本日11月18日に同展示の内覧会が行われた。

東映の任侠映画で国民的スターとなり、2014年11月10日に83歳で逝去するまで205本の映画に出演した高倉。3回忌を機に開催される今回の展示は、同館の館長を務める冨田章が「1人の表現者として役者さんのすべての仕事を回顧したら一体どういうものが見えてくるのか。高倉健の映画俳優としての業績を検証しようと思った」と述べる通り、映画俳優としての高倉にフォーカスしたもの。

3階の会場に入ると、写真家・森山大道が1970年前後に撮影したモノクロ写真8点が来場者を出迎える。高倉と面識のない森山が、劇場や街角に貼られた高倉のポスターなどを切り取った作品だ。

続いて、高倉の熱狂的なファンとして知られる美術家・横尾忠則がディレクションした部屋へ。ここでは白い壁や天井の全面に「網走番外地」「昭和残侠伝」など高倉が出演した映画6作の予告編が流れている。横尾が「高倉健の中に自分がいるような空間を作りたい」という意図で制作した迫力ある混沌としたスペースで、冨田は「高倉健が降臨してくるような感覚」と語った。その奥の部屋に展示されているのは、横尾が手がけたインスタレーション「流転」。部屋の一面に敷き詰められているのは、横尾が収集してきた滝のポストカードで、その中に高倉の写真も混在している。

2階では高倉の出演作すべてを映像で紹介するコーナーが展開。出演作205本の抜粋映像をほぼ年代順に6つの章に分け、22台のモニターと7台のプロジェクターで上映している。ソフト化されていない貴重な作品も多く、経年劣化により観ることが困難だった作品もフィルムのデジタル修復で上映可能となった。さらに、台本や企画書など高倉の私物である資料のほか、東映入社時の身分証明書、横尾デザインのポスター、「海へ See You」のロケへ行く際に使用されたトランクなども並ぶ。

なお本展は日時指定の完全予約制。電話もしくは、チケットぴあなどのサイトにて予約が可能だ。詳細は公式サイトで確認を。

追悼特別展 高倉健

2016年11月19日(土)~2017年1月15日(日)東京都 東京ステーションギャラリー
開館時間 10:00~18:00 ※最終入館は17:30
※金曜は20:00まで開館(最終入館19:30)
※2017年1月2日、9日を除く毎週月曜、2016年12月29日(木)~2017年1月1日(日・祝)、1月10日(火)

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