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本作は、“ミスタープロレス”の異名を持つプロレスラー・天龍の、2015年2月の引退発表から11月に行われた引退試合までを追うドキュメンタリー。引退以来、一般客の前に姿を現すのはちょうど1年ぶりになる天龍は「お久しぶりです! 大観衆の前に出るのは久しぶりで緊張してますけど、今日はよろしくお願いします」と挨拶。
自身が映画になることについての感想を問われると、「最初はホントに気恥ずかしかった。『なんで俺なんだ』というのが正直なところで。だけど今にして思うと、冥土の土産にいいものができたかなと思ってます(笑)。あの世に行ったら(ジャイアント)馬場さんとジャンボ鶴田に(いい作品ができたことを)伝えたい」と、今は亡き師匠とライバルの名前を挙げた。
実際に天龍と接した感想について川野は「プロレスファンだったので最初は緊張しかなくて、『まずいな』と思って、(途中から)監督と出演者として接するようにしましたね。20年ぐらい映画界にいるので、その意地をぶつけてみようかなと」とコメント。その意気込みを受け、天龍は「最初は控室をウロチョロしてる監督を見て『なんなんだよ』って思ってたけど、途中からは『俺のために一生懸命撮ってくださるんだな』と感じてコミュニケーションを取るようになった」と振り返った。
ここで本作のナレーションを担当した
最後に天龍は「(映画から)いち人間が生き抜いていく生き様を感じ取っていただいて、皆さんの明日の英気とか、家族や仲間を思いやる気持ちになれば」と来場者にメッセージ。続けて川野も「会場に行かれたことがある方は去年の今頃(の引退試合)のことを思い出し、行かれてない方は疑似体験ができると思う。ぜひ楽しんでほしい」とまとめ、舞台挨拶は終了した。
「LIVE FOR TODAY-天龍源一郎-」は2017年2月4日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
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