中国で実際に起こった事件をもとにした「最愛の子」は、3歳のときに誘拐され6歳で実の親と再会した男児を軸に、産みの親と育ての親がそれぞれ抱える苦悩を描くミステリー。「少林サッカー」の
ピーター・チャンはインタビュー映像の中で「中国での子供の誘拐は過去十数年で非常に多くなっている」と明かし、「報道を見たとき、ある力を感じた。記録されていたのは、誘拐された子供の両親の苦しみだけでなく、子供を連れ帰ることで引き起こされる苦しみだ」とコメント。「この事件にはドラマ性があると感じた。しかも今の中国が抱える、社会が発展するうえでのプラスやマイナスの面がはっきりと反映されていた」と続け、「僕は社会派の作品を撮るような監督ではなく、ニュースを題材にしたこともない。でもあのときは、どうしても映画化したいと初めて思ったんだ」と話している。
※記事初出時、動画に不具合があり一部編集いたしました。
関連記事
ピーター・チャンの映画作品
リンク
- 映画「最愛の子」オフィシャルサイト
- 「最愛の子」ピーター・チャン インタビュー映像
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
映画ナタリー @eiga_natalie
「最愛の子」DVD明日発売、監督ピーター・チャンのインタビュー映像公開 https://t.co/NscqlEuTag https://t.co/Z8w6r3YJUa