「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」は、「おくりびと」「天地明察」の
映画では、戦争で失われた美味112品によるフルコース“大日本帝国食菜全席”のレシピの謎を追い、“麒麟の舌”と呼ばれる絶対味覚を持つ料理人・佐々木充がメニューの完全再現に挑むさまが描かれる。佐々木の生きる2000年代初頭と、満州に渡った天皇の元料理番・山形直太朗がレシピ作成に人生を捧げた1930年代、2つの時代の物語が平行してつづられる。
二宮が演じるのは、一度食べた味を完全再現できる“麒麟の舌”を持つ佐々木。愛を知らずに生きてきた男で、依頼人が人生の最期に食べたい料理を再現する“最期の料理人”として高額の報酬を得ている。さらに2000年代のパートでは、佐々木と同じ施設で兄弟同然に育ち、唯一無二の理解者である柳沢健に綾野が、佐々木に“大日本帝国食菜全席”の復元を依頼する中国料理界の重鎮・楊晴明に笈田が扮する。そして1930年代のパートでは、もう1人の“麒麟の舌”を持つ男・山形を西島が演じる。また山形の妻・千鶴役に宮崎が、山形の料理助手・鎌田正太郎役に西畑が、“大日本帝国食菜全席”の献立作成を命じた陸軍大佐・三宅太蔵役に竹野内が起用された。
なおこのたびスタッフ・キャストからコメントが到着。二宮は「切る音、焼く音、調理の香り。それが本当に心地よくその素晴らしい香りに集まったこのキャスト。本当に嬉しく感謝とともに現場に入れそうです。とにかく死に物狂いで頑張ります」と話す。ほか全員のコメントは下記を確認してほしい。
「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」は、7月から10月にかけて国内で撮影を行う。2017年秋に全国東宝系の劇場にてロードショー予定。
※宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
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秋元康 コメント
天才テレビディレクターの田中経一から小説のゲラが届いた。「初めて書いた小説が幻冬舎から出版されるので、感想を聞かせてください」と電話があった。気が重かったが、一緒に番組を作って来た仲間なので、義理で読み始めたのだが、数ページで引き込まれた。テレビディレクターらしい設定の面白さ、荒唐無稽ではあるが、毎分の視聴率が落ちないストーリーテリング……。読み終えた時に、すぐに映画化したいと思った。
滝田洋二郎 コメント
世界史に名を刻むレシピ作りに挑む料理人と、それを受け継ぐ男の物語を、食感・人寰・スケール感をたっぷりと味わって頂ける映画にしたいと思っています。
二宮和也 コメント
切る音、焼く音、調理の香り。それが本当に心地よくその素晴らしい香りに集まったこのキャスト。
本当に嬉しく感謝とともに現場に入れそうです。とにかく死に物狂いで頑張ります。宜しくお願いします!
西島秀俊 コメント
20代前半、俳優という仕事を始めた頃から憧れていた
宮崎あおい コメント
台本をいただき、千鶴という人は優しくも厳しく夫を支える、素敵な女性だと思いました。
滝田監督とまたご一緒させていただける時間を大切に、丁寧に演じたいと思っています。
綾野剛 コメント
念願の滝田洋二郎監督作品に参加させて頂けること、大変光栄です。同時に滝田監督の世界観の一部に関われることに、非常に武者震いしております。そして、二宮さんとの6年ぶりの共演。嬉しくてなりません。以前の現場で、二宮さんの姿勢や志に感銘し、体感したのを良く覚えています。
麒麟の舌を持った彼らの人間力と再生、そして、唯一無二の温もりを確かに感じ、滝田組、各部署のスタッフ、キャストと共に、表現を諦めず、クランクインまでに柳沢健を生きる心をしっかりと準備させて頂きます。
西畑大吾(関西ジャニーズJr.)コメント
「
竹野内豊 コメント
二宮和也さんはじめ素晴らしい出演者の皆様、そして滝田洋二郎監督とご一緒させて頂く事になり、大変光栄に思っています。
1930年代の満州。その時、その時代に生きた人々の思想や生活習慣、所作、着る物など細部に至るまで徹底的に時代考査される滝田組の撮影初日を今から心待ちにしております。
笈田ヨシ コメント
6年前の「最後の忠臣蔵」以来、また日本のスタッフ、キャストの方と日本語で仕事が出来るのを楽しみにしております。この映画は料理の話ですので、映画を料理に例え申しますと、監督が料理人で、俳優はその食材だと思っております。食材が悪ければ、名料理人がいくら頑張っても美味しい料理は作れません。ですから私も良い食材の一かけらで居られるように努力するつもりです。大した食材では有りませんが、83年かけて作った「古漬け」の味を楽しんで頂ける事を願っております。
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