吉永小百合と堺雅人が母子役「北の桜守」に篠原涼子、佐藤浩市、阿部寛ら出演

吉永小百合が主演、滝田洋二郎が監督を務める「北の桜守」の追加キャストが発表された。

吉永にとって通算120本目の出演映画となる本作は、「北の零年」「北のカナリアたち」に続き北海道を舞台にしたヒューマンドラマ。ソ連軍の侵攻により土地を追われ樺太を脱出し、北海道・網走へとたどり着いた女性・江蓮てつの人生を描く。てつを吉永が演じ、アメリカで成功を収め北海道に帰ってくるてつの次男・修二郎に堺雅人が扮する。

このたび出演が明らかになったのは7名。修二郎の妻・真理を篠原涼子、闇米屋として江蓮親子に仕事を与え、生活を手助けする菅原信治を佐藤浩市、てつの夫・徳次郎を阿部寛が演じる。さらに、かつて網走で江蓮家の隣人だった女性・島田光江を高島礼子、真理の父親で修二郎の義父となる岡部大吉を中村雅俊、てつと修二郎が思い出の地を2人で巡る道中に立ち寄る居酒屋たぬきの主人に笑福亭鶴瓶、長年てつたちを手助けする山岡和夫に岸部一徳がキャスティングされた。

そして、劇中では主人公てつの心象風景を象徴的に舞台で表現。ケラリーノ・サンドロヴィッチが舞台演出を手がけ、悲惨な現実をファンタジックに見せる。音楽は小椋佳、星勝が担当している。

「北の桜守」は2018年春に公開。