SKIPシティ国際Dシネマ映画祭開幕、「話す犬を、放す」監督が母への思い語る

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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016が昨日7月16日に開幕。オープニングセレモニーと、オープニング作品「話す犬を、放す」の上映および舞台挨拶が埼玉・SKIPシティ 映像ホールにて行われた。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016 オープニングセレモニーの様子。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016 オープニングセレモニーの様子。

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若手映像クリエイターを発掘し、映像産業の発展に寄与することを目的として2004年にスタートした同映画祭。13回目を迎える今年度は、長編、短編、アニメーション部門にて、厳選された計36作品がコンペティション上映される。このたび開催されたオープニングセレモニーには国内外からノミネート作品の監督や審査員などが集結し、華やかな幕開けとなった。

「話す犬を、放す」舞台挨拶の様子。

「話す犬を、放す」舞台挨拶の様子。[拡大]

「話す犬を、放す」 (c)2016埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ

「話す犬を、放す」 (c)2016埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ[拡大]

「話す犬を、放す」は、女優としてのキャリアに行き詰まった娘と、レビー小体型認知症を患いかつての飼い犬の幻視に悩む母親が葛藤する姿を捉えた人間ドラマ。舞台挨拶には監督の熊谷まどか、出演者の田島令子つみきみほ木乃江祐希が登壇した。熊谷は自身の実体験をもとにした本作について「月並みだけれど、『親も老いるんだな』と思って。老いるということは、少しずつ赤ちゃんに近付いていくことなんだということを目の当たりにして描いた作品」と語り、「お母さんにも観てもらいたいですか?」というMCの質問には「関西に住んでいるので今すぐは観られないけれど、機会があれば観てほしい」と照れながら答えた。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、7月24日まで開催中。今後は第72回ヴェネツィア国際映画祭の批評家週間コンペティション部門で観客賞に輝いた「タンナ」、「渇き。」の高杉真宙主演の恋愛ドラマ「想影」、映画撮影現場の舞台裏を捉えた高岡奏輔主演作「FIVE PERCENT MAN」などが上映される。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016

開催中~2016年7月24日(日)埼玉県 SKIPシティ 映像ホール / 彩の国さいたま芸術劇場 / こうのすシネマ
<上映作品>
「話す犬を、放す」(オープニング作品)
「見栄を張る」
「アウト・オブ・マイ・ハンド」
「タンナ」
「ニュー・クラスメイト」
「アンダー・ヘヴン」
「キッチンの神様」
「夕暮れの催眠教室」
「パン屋の息子」
「FIVE PERCENT MAN」
「想影」
「ピンパン」
「長江図」
「I PHONE YOU」ほか

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