カンヌ映画祭とセザール賞で男優賞を獲得、社会派人間ドラマが8月公開

第68回カンヌ国際映画祭と第41回セザール賞で男優賞を獲得したフランス映画「La Loi du Marche」。本作が「ティエリー・トグルドーの憂鬱」の邦題で公開される。

「母の身終い」の監督ステファヌ・ブリゼと主演ヴァンサン・ランドンが再タッグを組んだ本作は、社会の矛盾を描く人間ドラマ。勤務先から解雇され、警備員の職を得た主人公ティエリーが、従業員の自殺をきっかけに会社の対応に疑問を覚えるも、自身のプライドと社会のしがらみの間で板挟みになるさまを映し出す。なおブリゼは、本作でカンヌ国際映画祭のエキュメニカル審査員賞を受賞した。

「ティエリー・トグルドーの憂鬱」は、8月27日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国でロードショー。