48時間で制作された「鼻歌」がカンヌ映画祭短編部門へ出品決定

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48時間映画祭東京大会でグランプリを含む6冠を獲得した「鼻歌」が、第69回カンヌ国際映画祭短編部門にて公式上映されることが発表された。

「鼻歌」

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第69回カンヌ国際映画祭公式パンフレットに掲載された「鼻歌」ビジュアル。

第69回カンヌ国際映画祭公式パンフレットに掲載された「鼻歌」ビジュアル。[拡大]

本作は、東京で夢に破れて帰郷したトランペット吹きの小津が、旧友との再会や謎の少女との出会いを通して変わっていくさまを描いたファンタジー。お題発表から48時間以内に制作するというルールのもと、原節子へのオマージュを込めて“純日本映画”をテーマに作られた。

アメリカ・アトランタで行われた48時間映画祭世界大会の授賞式にて、佃尚能(左から3人目)。

アメリカ・アトランタで行われた48時間映画祭世界大会の授賞式にて、佃尚能(左から3人目)。[拡大]

主演は「サルウインドウ・ピリオド」の尾関伸嗣。大河ドラマ「真田丸」のオープニング映像などを手がけた佃尚能が監督を務めている。カンヌへの出品について佃は「48時間という短期間で制作した短編作品ですが、次は本腰を入れて長編コンペに挑んでみたいという欲求も湧いてきました」とコメントを寄せた。

第69回カンヌ国際映画祭は、フランス現地時間5月11日から22日にかけて開催される。なお「鼻歌」は5月14日、15日に岐阜・CINEXにて開催されるジャパンプレミア以降、国内の映画祭でも上映予定。詳細は公式サイトにてチェックしよう。

佃尚能 コメント

映像人にとってカンヌ国際映画祭は「いつかのカンヌ」な憧れの聖地。そこで自分の作品が上映されることは、この上ない喜びです。と同時に、今回は48時間という短期間で制作した短編作品ですが、次は本腰を入れて長編コンペに挑んでみたいという欲求も湧いてきました。昨年、東京で初開催となった「48時間映画祭」は、時間のない映像制作者にとって「自分の作品」を作れる数少ない場だと思います。第1回グランプリとして、次なる挑戦者への良き先達になれれば幸いです。

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(c)2016 映画 「鼻歌」制作委員会

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玉置泰紀 エリアLOVE Walker総編集長 @tamatama2

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