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本作は、物や場所に残った人間の記憶や感情など“残留思念”を読み取れる元お笑い芸人・仙石和彦と、かつて彼とお笑いコンビ・マイティーズとして一世を風靡した相方の丸山竜司が、事件に巻き込まれていくさまを描いたミステリー。
「キサラギ」やドラマ「相棒」シリーズ、「リーガルハイ」など、個性的なキャラクターが登場する作品を多く手がけてきた古沢は、「キャラクターをなるべく深く作って面白くしようと心がけています。ただ、時間をかけると変人になっていたりします(笑)」と語る。
人物造形については「モデルになっている人はいますが、深めていくとだんだん自分になっていく」と述べ、「自分が共感できない行動を描いても意味がない。多分このキャラクターはこういう気持ちなんだろうと、自分の中の“その人っぽい部分”を抽出して膨らませていくことが多いです。だから、愛着も湧いてくる」と続ける。そして脚本を執筆するうえでの秘訣を「観る人の気持ちを考えながら、大きな展開でなくても、ちょっとした台詞を少し変えてみるとか。お客さんの気持ちが針金に引っかかるように、そういう小さな工夫は心がけています」と明かした。
「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」は、明日4月29日より全国ロードショー。
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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