本日4月11日、「
本作は、花沢健吾の同名マンガを実写映画化したサバイバルホラー。謎のウイルスに感染した“ZQN”がはびこる世界で生き残りを懸けて戦う者たちを描く。共演には有村架純、長澤まさみが名を連ねる。
第48回シッチェス・カタロニア国際映画祭、第36回ポルト国際映画祭、SXSW 2016ミッドナイターズ部門の観客賞ほか数々の賞を獲得した本作。そしてベルギーのブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭では、コンペティション部門のグランプリにあたるゴールデンレイヴン賞を受賞した。佐藤は「グランプリを受賞したということで、今までの苦労とかすべてのものに拍手を贈っていただけた気がしました」と感慨深げな様子。大泉は「この作品を初めて観たときに、間違いなく世界に通用する映画だと思ったんです。ブリュッセルでも賞を獲れると思っていただけに、朝の4時にハラハラしながら知らせを待っていて……。うれしい思いでした」と受賞を喜ぶ。そして通訳が訳し終えると、大泉は「もう1ついいですか?」と前置きして「ブリュッセルは非常に悲しい出来事があった街。そんな中でも彼らが映画祭を開催してくれて、我々に賞を与えてくれたことに感謝しています」と真摯に語った。
続いて佐藤は「スタッフも役者もプロデューサーも、手探りでものすごく苦労しながら作りました。その分、観たことのない新しい映画ができているんじゃないかと思います」と自信をのぞかせる。大泉は「監督は穏やかな顔をしているけど、頑固で妥協を許さない人。夜遅くなってきても(撮影を)やめてくれないんです。それに、監督が『これでいい』って言っているのに、さらにカメラマンが『こんなのはどうだ?』って提案するから本当に終わらなくて……」と撮影時のエピソードを披露。また大泉は「日本人のスタッフはお昼ごはんが遅くなってもキリがいいところまで撮り続けるんですけど、韓国の人はごはんの時間が過ぎると怒っていました。僕は韓国の人のほうが正しいと思います!」と話して会場の笑いを誘った。
会見の終盤には、記者から「大泉さんを主演に起用した理由は?」という質問が。それに対し、佐藤は「僕は、普段の大泉さんはヒーロー然としていてかっこいい人だと思っているんです。彼にヒーローじゃない役柄をやってもらうのはどうなんだろう?って考えていたんですが、役者としてのパワーで(キャラクターを)作り上げていってくれると思ってオファーしました。大泉さんとZQNってベストマッチな感じがして。日本では一番いいんじゃないかな? その証拠に、異物に出会ったときの大泉さんの表情! 驚いたときの表情の多彩さがギネス級だと僕は思っているんですけど」とコメント。大泉は「(主人公の)英雄はヘタレで、うだつの上がらない男。ダメな男が必死にがんばってヒーローになるというのが魅力的だなと感じました。この役はイケメンがやったら反感を買うだろう!と思って。ちょっとファニーフェイスな私がやることで、リアリティが与えられるんじゃないかと思いましたね」とにこやかに述べた。
「アイアムアヒーロー」は4月23日より全国でロードショー。
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アイアムアヒーローの実写映画の話を今頃知って、しかも英雄をご存知大泉洋でございますが演ったと知ってなるほどそれもありな配役かとは思った。
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