ロッテルダムやモスクワ映画祭で受賞、オランダ映画「孤独のススメ」日本公開

2013年ロッテルダム国際映画祭で観客賞を、同年モスクワ国際映画祭で最優秀観客賞と批評家賞を受賞した「Matterhorn」が、「孤独のススメ」の邦題で4月に日本公開されることがわかった。

本作で描かれるのは、妻に先立たれオランダの田舎町で1人静かに暮らす初老の男フレッドと、ある日突然彼の家に居ついてしまう言葉も過去も持たない男テオの物語。すべてを無くした男と何も持たない男の奇妙な共同生活の中で、ルールに縛られていたフレッドの単調な日常が鮮やかに色付いていくさまが映し出される。

メガホンを取ったのは、オランダで俳優としても活躍し、今作で長編映画監督デビューを飾ったディーデリク・エビンゲ。なお本作は日本でもSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014のコンペティション長編部門にて「約束のマッターホルン」のタイトルで上映され、最優秀作品賞に輝いた。

「孤独のススメ」は東京・新宿シネマカリテほかにて全国順次ロードショー。