女優・原節子の訃報に山田洋次から哀悼の言葉

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日本映画界を代表する女優・原節子の訃報報道に寄せて、監督の山田洋次から松竹を通じてコメントが発表された。

「秋日和」 (写真提供:SHOCHIKU EIGA / THE KOBAL COLLECTION / ゼータ イメージ)

「秋日和」 (写真提供:SHOCHIKU EIGA / THE KOBAL COLLECTION / ゼータ イメージ)

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山田は「原節子さんが亡くなったなどという知らせを聞きたくありません。原節子さんは美しいままに永遠に生きている人です。半分は神様と思って手を合わせます」とつづっている。

1935年の日活映画「ためらふ勿れ若人よ」で映画女優としてデビューを飾った原は、戦前戦後の日本映画史に残る数多の名作に出演。日本人離れした美貌が支持され、独身を貫いたことから“永遠の処女”と称されるように。小津安二郎作品では1949年の「晩春」に出演して以来、「東京物語」「秋日和」など計6作においてヒロインを演じた。1962年の「忠臣蔵 花の巻 雪の巻」を最後に女優を引退。翌年に逝去した小津の葬式に参列して以降、表舞台に姿を見せることはなかった。

なお東京・東劇では「松竹120周年祭」と銘打たれた特集上映が明日11月27日まで開催中。残す上映作品の中には、原がヒロインを務めた小津作品「晩春」「東京物語」の2本がラインナップされている。

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読者の反応

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ケイコトロン @kco_tron

今日の茶道の稽古、茶杓の銘は絶対に、絶対に「秋日和」にしようと思っていました・・・

https://t.co/4dfsOdXpll

(因みにこの山田監督のコメントには深く共感する)

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