生田斗真ら「グラスホッパー」出演陣、ハロウィンのセーラームーン仮装に乗り気

本日10月27日、「グラスホッパー」のハロウィン試写会が東京・クラブeXにて開催され、キャストの生田斗真、浅野忠信、山田涼介、菜々緒、村上淳、監督の瀧本智行が登壇した。

伊坂幸太郎の同名ミステリー小説を映像化した本作。ハロウィンの夜に巻き込まれた事件で恋人を失った教師・鈴木が裏社会に身を投じ、復讐に燃えるさまを描き出す。街中ハロウィンムードがただようこの日、観客は仮装姿でイベントに参加。「皆さん本当にこの格好で来たんですか!?」と驚く生田をはじめ、登壇者たちは背伸びしながら会場後方まで見渡し、色とりどりのコスチュームに心躍らせていた。

観客の本格的な仮装に対し、登壇者たちはオレンジ色を差し色にした衣装に身を包むのみ。生田が「お客さんだけが仮装するというドSイベントにようこそ！」と盛り上げる一方、山田は、1人だけ劇中衣装で登場した浅野を見やり「僕も衣装で来るべきでした……」といじける。そんな山田に対して、客席から「かわいい！」の大合唱が。菜々緒いわく「『かわいい』って言われるのは嫌」という山田だが、共演者たちからは「そんなこと言って、頭に（飾りの）ポンポン付けてるじゃん！ かわいいよ！」ともっともなツッコミを入れられ、照れた様子を見せていた。

イベントでは観客からの質問コーナーも。渋谷のスクランブル交差点での撮影について尋ねられると、生田は「すべてセットで再現してるんです。千葉の山奥に渋谷を作りました」と明かした。また監督の瀧本が「美術スタッフのこだわりで、地下鉄の入り口の落書きも完璧に再現してるんです」と補足すると、会場からは感心の声が上がる。

続いて「ハロウィン当日は何をしますか？」という質問が飛び出すが、登壇者は皆そろって「何も予定がない……」とうつむき加減に。菜々緒がクリスマスにセーラームーンのコスプレをしたエピソードを披露すると、生田はそれに乗っかり「じゃあ今年のハロウィンはこのメンバーでセーラームーンやります！」と宣言。村上も観客を眺めながら「女装楽しそうですね」とノリノリで同意していた。

最後に、本作の主題歌「tonight」を歌っているYUKIから届いたコメントVTRが流れる。「登場人物がみんなつらそうだったので、『もう雨は上がったんだよ』って優しく肩を抱いてあげるような、そんな気持ちを込めて作りました」と語りかけるYUKIに、先日彼女のコンサートを訪れたばかりだという生田は感無量な様子。生田は「YUKIさんの曲のおかげで、（作品の）殺伐とした世界が救われました！」とメッセージを捧げ、感謝の気持ちを表していた。

「グラスホッパー」は、11月7日より全国でロードショー。