本日7月11日、「
本作は人間界の“渋谷”とバケモノたちの住む世界“渋天街”を舞台に、主人公の少年、九太が成長していく様子を描いた長編アニメーション。
熊徹役の役所は「この作品を家族、友人、愛人、いろいろな人たちと楽しんでいただけたらうれしいです」と挨拶し、客席の笑いを誘う。細田は「ここに来てくださった皆さんの顔を見ると、今まで長い間制作してきて、やっと報われたような気がします」と感慨深げな表情で語った。
司会者がお気に入りのシーンを尋ねると、役所は「熊徹がまだ9歳の九太と訓練を始めるシーンで九太が素振りをするんですけど、うまくできなくて顔が赤くなるところが好きです。アフレコをしていて、かわいいなあと思っていたのを覚えています」と顔をほころばせる。少年期の九太役を務めた宮崎は「お家の壁紙に描かれている絵が九太の少年期と青年期とでは、違うんですよ! わかりました? いろいろなところに隠してあるものがたくさんあるので、ぜひそういうところも含めて観ていただけたら」とほほえみながら観客に語りかけた。
そして青年期の九太を演じた染谷は、「青年になった九太が、熊徹と戦うときに握手をするシーンですね。言葉はちょっとしか交わしていないのですが、その熱さや温かさが身にしみました」としみじみと述べ、本作がアフレコ初挑戦となる楓役の広瀬は「楓が駐車場で、自分が心の底から思っていることを初めて伝えるシーンですね。自分の中でもすごく大切にしていたシーンなので……。大好きです」と緊張の面持ちで答える。
そして多々良役の大泉は「感動的なシーンを収録するときに、同じ場面に出ている染谷くんがスケジュールの都合で帰ってしまったんですよ。それで監督が『呼び戻しましょう!』と言ったら、本当に戻ってきて。あのときは奥さんとスーパーで買い物してたんだっけ?」とアフレコの裏話を明かしながら染谷をからかうと、染谷は「マネージャーから『戻れる?』って電話がきたとき、すぐに『洋さんだな……』って思いました」と苦笑。このやりとりを受けて役所は「僕は大泉くんやリリー(・フランキー)さんがいなくてもやっていましたけどね」と、飄々とコメントした。
終盤には、キャストが劇中に登場するキャラクター、チコのぬいぐるみを客席に投げ込むサプライズが。そして細田が「長い月日とたくさんの才能によって、ようやく完成しました。すごく幸運な作品だと思います。たくさんの子供たちや、昔子供だった人たちに観てもらいたいなと思います」と挨拶し、温かい拍手に包まれながらイベントは幕を下ろした。
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