キム・ギドク最新作、テロ集団による暴力の連鎖描く「殺されたミンジュ」公開決定

「嘆きのピエタ」「メビウス」で知られるキム・ギドクが監督、脚本、製作総指揮を務めた最新作「ONE ON ONE」の邦題が「殺されたミンジュ」に決定。2016年1月に公開されることがわかった。

「殺されたミンジュ」は7人組の武装したテロ集団が、女子高校生の惨殺事件に関与した7人の容疑者たちを誘拐し、制裁を加えるさまを通して、連鎖する暴力と痛みを描き出したもの。本作は第71回ヴェネツィア国際映画祭においてヴェニスデイズのオープニング作品に選出され、日本ではこれまでに第15回東京フィルメックス、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015にて上映された。

出演者は、テロ集団のリーダーであり同事件にただならぬ執着心を抱く男に「悪いやつら」のマ・ドンソク。ギドクとは「春夏秋冬そして春」以来の再タッグとなるキム・ヨンミンは8役を演じた。そのほかイ・イギョン、チョ・ドンイン、テオ、アン・ジヘ、キム・ジュンギ、チョ・ジェリョンら。