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よしもとばななの同名小説を実写化した「海のふた」は、海辺の町を舞台としたヒューマンドラマ。東京を離れて故郷でかき氷屋を開こうとするまりと、まりの実家に預けられた心に傷を負う少女はじめの心の交流をつづる。まりを菊池が、はじめを三根が演じた。
菊池のことを「おしゃれで、かっこいいお姉さん」と慕う三根は、劇中同様に居心地のよい関係を築けたと撮影当時を振り返る。「待ち時間に2人して畳の部屋でゴロゴロしてたのが気持ちよくて。一緒に温泉に入ったときは、一生懸命話しかけてるのに菊池さんがずっと目をつぶってて、『あれ、寝てる!?』ってなったり」と1つひとつ愛おしむように思い出を述懐。菊池も「年も離れてるし、当初は『何話そう』ばっかり考えてたけど、もう途中からは(三根のことが)本当にかわいくて」と顔をほころばせた。
楽しいエピソードのあとは、自分が演じた役の話題へ。「まりのセリフが予測できるくらい、まりの要素が私の中にあった」と話す菊池は、日々自分が考えていることがこの作品の中に詰め込まれていたと語る。「静かな田舎町から東京に出てきて、自分のやりたいことを日々模索して生きている。そんなまりの姿が自分と重なりすぎて、他人事ではなかった」と正直な気持ちを吐露。「まりと向きあうには、自分と向きあわなければやっていけないような感覚でした」と撮影中の心境を振り返り、胸がざわざわする作品だと明かす。
そんな菊池は完成した作品を観終わった瞬間、「裸見てるみたい!」と叫んだとか。自分では覚えていないと言う菊池だが、三根が「言ってました!」と証言。菊池は「それぐらい恥ずかしい、人に見せたくない部分がある作品です」とはにかみ、さらに「はじめちゃんは観終わったあと泣いてたよね」と負けじと指摘して、照れる三根の反応を楽しんでいた。
「海のふた」は7月18日より全国ロードショー。なお動画配信サービス、auビデオパスでは「海のふた」を劇場公開より一足先に楽しめるオンライン試写会を7月4日(土)24時間限定で開催する。視聴後、専用フォームに感想を書き込むと原作の電子書籍がもらえるプレゼント企画も予定されているので、興味のある人はぜひ参加しよう。
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- 「海のふた」公式サイト
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