本日5月14日、東京・新宿バルト9で「
舞台挨拶は映画の上映前に行われ、FROGMANは「完成してよかったです」と安堵の表情。上島は「こにゃにゃちわ。レレレのおじさん役、実働2分の上島です(笑)。面白い映画になりました!」と挨拶し観客を笑わせる。またFROGMANは「今年が赤塚不二夫先生の生誕80周年。やるぞ! と思いましたね。でもテレビ版の長尺じゃなく、世間をあっと言わせるものにしたいと思った。そして赤塚先生ならどうやるだろうと考えた。そのときに出てきたのが『フランダースの犬』だったんですよ。実は簡単なあらすじは2日間くらいでできました」とユニークな映画が生まれた経緯を明かした。
バカボンの声を務めた犬山は「世の中的には冗談だと思ったと思う。こういった企画が通って、完成して……日本は素晴らしい!」とコメント。ネロの声優を担当した瀧本は「自分の中で『フランダースの犬』はきれいな物語で完結していました。それが今度は復讐の話って……(笑)。こんなこと、FROGMANさんにしかできないと思いました」と監督を褒めたたえ、「私、よく『ネロにそっくり』と言われるんです。しかも声じゃなくて顔だって。次は実写版ですかね?」と意欲をのぞかせる。ダンテ役の村井も「私の世代は赤塚先生の生き方に影響を受けています。『これでいいのだ』と言って死にたい。この映画の中にもそんな“赤塚スピリット”があってうれしく思います」と述べた。
またバカボンのパパの声優を務めているのがFROGMANであることが知らされると、上島と村井が「監督が一番いい役じゃん」と嫉妬する。上島は怒りの表情で「こっちは実働2分なのに、ふざけんじゃねえ!」とFROGMANに詰め寄り、最後はキス。FROGMANの「唇、柔らかいんですね。ニンニクの匂いがしました」という感想に客席は大爆笑となった。
さらに今日の舞台挨拶には、主題歌「パパの子守唄」を担当する
瀧本は最後に「この映画を観て、みんなでバカになりましょう!」とアピールし、FROGMANは「実は、この映画の制作発表直後にウチの父が亡くなったんですよ。僕は7人兄弟の末っ子で、男ばっかりだった。今どき7人も育てるなんて本当に大変です。親父はバカです。でも大人になるまで育ててくれた。僕は親父がバカで、本当によかったと思ってます。今回の映画はそんな親父に捧げる作品になったと思います」と目を潤ませながら語った。
「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」は5月23日より全国公開される。
FROGMANの映画作品
リンク
- 「天才バカヴォン ~蘇るフランダースの犬~」公式サイト
- クレイジーケンバンド OFFICIAL WEB SITE
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