大島渚の監督作を回顧上映、「戦メリ」「愛のコリーダ」「絞死刑」など12本

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5月23日より東京のシアター・イメージフォーラムにて特集上映「大島渚レトロスペクティヴ」が開催される。

大島渚 (c)大島渚プロダクション

大島渚 (c)大島渚プロダクション

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「戦場のメリークリスマス」(c)大島渚プロダクション

「戦場のメリークリスマス」(c)大島渚プロダクション[拡大]

日本の戦後社会に生きる人々の生死や愛憎を率直に描きつつも、性的表現や差別用語を多用しているためテレビで取り上げられることの少ない大島の作品群。この特集上映は、戦後70年にあたる今年、「戦場のメリークリスマス」をはじめとした大島の監督作を一挙に上映しようというもの。

「愛のコリーダ 2000」(c)大島渚プロダクション

「愛のコリーダ 2000」(c)大島渚プロダクション[拡大]

大島の息子である映像ディレクター大島新の監修により、作品はすべてフィルムでの上映が実現。ラインナップはデヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしを起用した代表作「戦場のメリークリスマス」、阿部定事件を題材にした「愛のコリーダ 2000」、白土三平の劇画をモンタージュして再構成した「忍者武芸帳」、1960年代当時の死刑制度と在日観を扱った不条理劇「絞死刑」など12本にのぼる。

なおこの上映を企画しているスタッフが手がけた書籍「戦場のメリークリスマス~30年目の真実」も現在発売中。2014年1月にWOWOWにて放送された、「戦場のメリークリスマス」完成の裏側に迫るドキュメンタリーの内容に数々の未発表証言を加えた1冊となっている。

「戦場のメリークリスマス」~30年目の真実 (TOKYO NEWS MOOK 466号)

「戦場のメリークリスマス」~30年目の真実 (TOKYO NEWS MOOK 466号)
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大島渚レトロスペクティヴ

2015年5月23日(土)~6月12日(金)東京都 シアター・イメージフォーラム
<上映作品>
「飼育」
「ユンボギの日記」
忍者武芸帳
絞死刑
「新宿泥棒日記」
「少年」
「東京戦争戦後秘話」
「儀式」
「夏の妹」
愛のコリーダ 2000
「愛の亡霊」
戦場のメリークリスマス
料金:当日券1500円(学生、シニア、会員割引あり) / 前売り3回券3900円

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読者の反応

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八月の鯨2F @kujira2f

戦争下の極限状態と日本軍の特異さ異様さ。中でもビートたけし演じる軍曹の<怖さ>はこの映画の根幹

非常にシビアに描かれる戦争の生々しさや性的描写に大島監督の強い意思を感じます。

大島監督特集が先日まで行われていました。一歩間に合わず
http://t.co/h53V6BbIFt

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