オリジナルアニメ「
最大規模のキャパで最大級の「ウィッチーズ!」コール
前橋ウィッチーズ史上最大規模のキャパシティでのライブとなった「『前橋ウィッチーズ』ライブ ~Welcome to WITCH-VERSE!!」。2024年9月の始動からワンマンライブ、数多くのリリースイベント、作品の舞台である群馬県前橋市での活動など、この1年で培って来たものを赤城ユイナ役の
「Welcome to WITCH-VERSE!!」と前橋ウィッチーズの5人が声を合わせて昼公演をスタートさせると、スポットライトを浴びた5人がそれぞれポーズを決めて登場し早速大歓声を沸き起こす。1周年記念ライブでも1曲目に選ばれた「超越魂 - Braver's Soul -」でさらに会場のボルテージを上げると、春日の「盛り上がっていこー!」という煽りからアニメのオープニングテーマ「スゴすぎ前橋ウィッチーズ!」ではおなじみとなった「ウィッチーズ!」というコールで過去最大の声量を引き出していた。
これまでにない大きなステージを5人が駆け回る
MCで三波が「スキップで帰っちゃうくらい最高潮に盛り上げます!」と意気込む中、次の楽曲として披露されたのは「無敵☆PAYAPAYA」。前髪に指を当てるポーズで音楽が流れる前に曲がわかったファンの大歓声を受けてパフォーマンスが始まる。招き猫を思わせるキュートな振り付けで三波の宣言通り、観客を熱狂の渦に巻き込んだ。
「Shiny☆Shineなスカイブルー」ではハイテンションな楽曲らしく前橋ウィッチーズの5人もステージを下段、上段を行き来しステージ全体をつかったパフォーマンスで、ペンライトだけでなくタオルも振られるなど、観客をノリノリに。ファンのボルテージをもう一段階上げた。カラフルなステージ演出が続いた2曲から一変、クラブハウスのようなライティングがされたステージで歌うのは「GAPPO & GAPPO(feat.ケロッペ)」。ファンとの掛け合いも交えながら、ライブ前半を一気に駆け抜けた。
昼公演後半のテーマは「~貴方が望むならOPEN~ Chapter“EIKO”」
4月から7月まで「アニメを追体験する」をテーマにワンマンライブ「『前橋ウィッチーズ』ライブ ~貴方が望むならOPEN~」を全4回で開催した前橋ウィッチーズ。この日のライブでも、当時のライブを思い起こさせるアニメ本編の映像と歌唱で、「前橋ウィッチーズ」全12話を追体験するような演出が行われた。
膳栄子が魔法の花屋の初めての客として来店した第1話の映像で始まると、第1話の挿入歌「夢よ、咲け!」から「シャボン・テンション!」「You Are My World」「Meteor Shower」まで印象的な挿入歌をアニメ本編のパフォーマンス映像とともに次々と披露。栄子が力を発揮し、魔法の花屋を乗っ取る場面を挟み、春日、咲川、百瀬、本村、三波が順にステージに登場して感動的に「メジルシ」を歌い上げると会場全体が彼女たちの歌声に静かに耳を傾けた。
放送当時にも話題になった前橋ウィッチーズの5人の姿が消えた特殊エンディングが流れたあとは、花屋の乗っ取りに至るまでの栄子の映像が上映される。ここで、昼公演のゲストとして発表されていた栄子役の
その後のMCではこのパートが「『前橋ウィッチーズ』ライブ ~貴方が望むならOPEN~ Chapter“EIKO”」をテーマとしたものであったことが明かされる。芹澤が前橋ウィッチーズの5人と一緒にステージに立つと、春日は「芹澤さんの歌唱から勇気をもらいました!」と思いを伝える。芹澤も前橋ウィッチーズの歌声に感極まるものがあったことを明かしていた。また声優、そしてアイドルとしても先輩の芹澤は直前の「キラリ Forever」の歌唱中にトラブルがあったことに触れ、それを乗り越えたメンバーをやさしい声色で褒める。さらに2日で3公演行う前橋ウィッチーズのメンバーを労いつつ近くにいた三波を抱き寄せたことをきっかけに、5人が芹澤に寄り添うと、そのハートフルな光景に大きな拍手が贈られた。
芹澤優の歌声で“やっと完成した”「今は小さな蕾でも」
前橋ウィッチーズの5人の衣装の要素を少しずつ取り入れた芹澤の衣装はこの日の2曲に向けて製作されたそう。衣装全体を見せるため芹澤がステージ中央で一回転すると、その姿に前橋ウィッチーズのメンバーも「カッコいいー!」「キャー!」と素のリアクションで笑顔を見せる。本編ではユイナたちに立ちはだかる役どころを演じた芹澤が栄子のこと嫌いじゃないですか?と観客に尋ねた場面では「大好きー!」とすぐに返事が返ってきていた。
また本村は「今は小さな蕾でも」について、「栄子ちゃんの背中を押す曲だから、ここに栄子ちゃんがいるかららこその1曲になった」と芹澤とともにこの日披露できたことを感謝。咲川も「やっと完成した感じがした」と「『前橋ウィッチーズ』ライブ ~貴方が望むならOPEN~」では叶わなかった芹澤を交えてのライブができたことを喜んだ。
春日は芹澤がアフレコ中の思いを赤裸々に語った、脚本の吉田恵里香との対談の様子収めた映像を見たことを芹澤に伝える。すると芹澤はすぐさまメンバーを気遣いつつこうして笑顔で共演できたことを喜び、メンバーのSNSを見ていることまで告白していた。6人での記念撮影後には身を寄せ合って前橋ウィッチーズのがんばりを先輩らしく称え、メンバーは「栄子先輩!」とメロメロに。芹澤が颯爽とステージを去る姿にも見とれていた。
エモエモからのワチャワチャ、でも「これが『前橋ウィッチーズ』」
本編が「それぞれのドア」で締めくくられると。春日、咲川、百瀬、本村、三波の挿入歌レコーディング時の映像がスクリーンに映され、映像に合わせて挿入歌レコーディング時に抱いていた悩みなどそれぞれの思いが語られる。「歌詞カードにマイの心情を書き込んで臨んだ」「感情のバランスが難しかった」「プレッシャーを感じて背負い込んでしまった」と思い出が伝えられたほか、「レベルアップしてこれからも披露したい」「みんなのお陰でキョウカとして歌えてるんだと自信を持てるようになった」「マイの成長を見届けてからは徐々にのびのび歌いやすくなった」「ライブで披露するたびに、メンバーと心が共鳴している」とこれからも歌っていく楽曲への思いが力強く語られた。
アンコール1曲目では「MATSURI day PARTY!!」を披露。恒例となった間奏のゲームコーナーでは全員がテーブルクロス引きを失敗し、全員で罰ゲームに挑むことに。羽田が会場ということもあり空港や飛行機を意識したシュチュエーションとセリフに繰り出し、笑いはもちろん、「かわいさ」を意識したセリフで持ち前のかわいさで歓声を起こす。“エモエモ”な過去映像からのワチャワチャとした“5人の空気感”が詰まったゲームコーナーに「温度差がすごい(笑)」と前橋ウィッチーズのメンバーも笑いつつ、春日が「これが『前橋ウィッチーズ』だよね」と笑顔で総括した。
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楊(やん) @yan_negimabeya
【ライブレポート】芹澤優とエモエモ、杉田智和とは爆笑起こす これぞ「前橋ウィッチーズ」なワンマンライブ(セットリストあり) https://t.co/6uYZIjoAqA