オリジナルアニメ「
開始早々、客席へ前橋ウィッチーズが大接近
4月から6月にかけて全12話が放送されたアニメ「前橋ウィッチーズ」。ファンミーティングイベント「『前橋ウィッチーズ』Special Fan Meeting “へこむより膨らめ!”」には同作のメインキャストで、声優アイドルグループ・前橋ウィッチーズとしても活動する赤城ユイナ役の
2024年9月より活動を開始し、リリースイベントやワンマンライブ、さらには前橋花火大会などさまざまなイベントに登壇しファンを楽しませてきた前橋ウィッチーズ。本村の「お客さんの願い叶えに行こうか」というセリフをきっかけに5人が姿を現すとこの日も大きな拍手で迎えられた。初のファンミーティングイベントは、「ただいま!」「おかえり!」という前橋ウィッチーズの5人とファンとの掛け合いでスタート。開幕するやいなや、5人がステージを降りて会場を練り歩き、「距離が近ーい!」「小さいチョコちゃんがいる!」などファンとの交流を楽しみ、物理的にもファンとの距離が近いイベントを早速楽しんでいた。
クイズコーナーで話も“膨らむ”
数多くのライブを行ってきた前橋ウィッチーズだが、この日はバラエティ色が強めの企画を実施。最初のコーナーとなった「キャストの想いをぶつけちゃお!クイズ」では、5人が1問ずつ考えた5択のクイズをファンがペンライトの色で答えていく。トップバッターの春日はライブ前の円陣に関する問題を出題。フルバージョン、さらにクイズの答えになっていた「ラブリーホームタウン」という短縮バージョンをファンの前で披露し、普段は見られない活動の裏側を垣間見せる。
アズと共通点が多いと普段から話す咲川が出した問題は「アズに唯一共感できなかったセリフはなにか?」というもの。正解のセリフ「時間ピッタリは遅刻でしょ」にファンの回答が集中した様子を見て「咲川のことよくわかってる!」とメンバー一同が驚き、本村が「アズのことも咲川のこともよくわかるいい問題」と称賛を贈る。さらに沖縄出身の三波はプライベートの時間の使い方はマイペース、本村が一番最初に集合するなどメンバーのプライベートや関係性にまで話が膨らんだ。
オーディション秘話に私服の話題まで飛び出す
続く本村は、オーディション時にキョウカの「生活音きたァァァァ」のセリフに対して山元監督からもらったディレクションをクイズにする。正解の「きもちわるく」について、本村は山元監督のこの言葉を受けて「熱狂的に演じようと思った」とオーディションを回顧。さらに放送時にはなくなった、キョウカが両親に向かって気持ちをぶつけるセリフがオーディション時にはあったことを伝える。そのセリフについて、「『前向きに』というディレクションをいただいた」と、印象に残っているという山元監督の言葉をもう一つ挙げる。初めは「自分ひとりで両親を説得する気持ち」で演じていたという本村だが、監督の言葉を受けて「みんなのことを想像した」と明かす。「みんなと仲良くなって仲間ができてからのセリフだったから、みんなの顔を思い浮かべたら自然とキョウカの勇気だったりが台詞に出てきて。キョウカって、孤独じゃなくて、みんなと出会ってこんなに変わったんだって、役の幅みたいなものが見つかったんです。オーディションのときのその気持ちを“宝物”だなって思いながらキョウカを演じていました」と笑顔で話した。
「初めてメンバーに会ったときに何よりも記憶に残っているのは何でしょう?」という三波のクイズは、「大人の多さ」「アニメのタイトル名の発表」「わぁ、ここがバンダイナムコかぁ……」「山元監督からいただいたLEGOのおもちゃ」「本村のズボン」という選択肢が出ただけで会場が笑いに包まれる。正解は「本村のズボン」で、そのズボンについて三波は「なかなかにイケイケ」「上と下が空いていて太ももが見えていた」「どう上下がつながっているんだろうと思った」と当時の衝撃を話す。そんな本村に最初は緊張していたというメンバーたちだが、本村の柔らかな声ですぐに打ち解けられると確信したと思い出を語った。一方で本村のイケているファッションの話はまだ膨らみ、ついにはイベント前日のズボンの話題にまで発展。最後は「みんなズボン大好きなの!?」という本村の叫びで締められた。本村の私服は彼女の公式Xアカウントで確認しよう。
百瀬は「優愛姉ェの心のお花、お願いだから私に咲かせて」というマイのセリフについてどんなディレクションを音響監督から受けたかというクイズを出題する。ファンの回答が最もバラけたこの問題の正解は「抱いている子猫に言うように」というもの。色んなパターンで収録した中でこのディレクションを受けて出たセリフが「言っていてしっくりきた。優愛姉ェに対しての気持ちの方向性も一緒に決められてうれしかった」と百瀬は話し、改めて音響監督のセリフの引き出し方に感銘を受けたと力強く伝えた。
ジェンガ対決で白熱、罰ゲームに果敢にチャレンジ
「キャスト対抗!魔女修行!」と題した次のコーナーでは、5人がジェンガで対決。大勢のファンに見守られながらの順番決めじゃんけんから盛り上がりを見せると、積まれたブロックを群馬県庁に見立て1人緊張する本村に笑いが、際どいブロックを外しきった百瀬に歓声が起こる。いつものライブとはまた違ったワチャワチャとした雰囲気ながらも息を呑むような真剣勝負が続いたが、初めてジェンガを遊んだという春日が意外なタイミングでタワーを崩してしまう。
ジェンガを楽しんだが負けてしまった春日は、メンバーがそれぞれ考えたというお題を箱の中から引いてそれを実行することに。「『前橋ウィッチーズ』を宇宙人に宣伝してください」というお題に対し、喉を手で叩きながら声を揺らす往年の宇宙人モノマネスタイルで臨んだ春日は、「ワレワレハチキュウジンダ」と話し始めて作品を宣伝した後、なぜかギャグを披露すると自分で宣言。自ら課した2つ目の罰ゲームに果敢にチャレンジし、会場を大きく盛り上げた。
ソロ曲披露、メンバー1人ひとりがステージを独り占め
イベント終盤にはBlu-ray特典になっていたソロ曲をそれぞれフルで披露。春日が「らんまんBlooming*」でユイナを思わせる元気いっぱいなパフォーマンスをやり切ると、続く咲川は前橋ウィッチーズとしての楽曲にはないようなメロウなメロディの「Cross × Millennium」で表情豊かに魅せる。アップテンポな「My Special Thanks!!」を弾ける笑顔で披露した百瀬が会場のボルテージを再び上げ、本村は試聴動画でも話題になっていた演歌調の「あゝ赤城山」でこぶしを効かせた歌声を会場に響かせる。チョコの口癖「ハピハピ」を全面に押し出したハイテンションな楽曲「ハピハピになっちゃおっ!」では三波がステージを駆け回り、跳ね回り大きな歓声を一身に受けていた。三波のパフォーマンスが終わると、ほかの4人が「お疲れー!」と舞台袖から飛び出し、肩を組んで労い合っていた。
ファンの選曲で“友達との集まり”みたいなイベントを締めくくる
メンバー1人ひとりがステージを独り占めする貴重な機会をファンも堪能した後の挨拶では春日が「いつもよりファンの方と密接に関わることができて楽しかったです!」と前橋の地に新たな思い出を刻めたことを喜ぶ。咲川はファンも参加するバラエティコーナーなど普段のイベントではなかなかできないイベント内容を楽しんだことを笑顔で伝える。本村はソロ曲がライブでは初披露だったことから緊張していたと明かし、「ステージに上がって前を向いたら、赤城山がそびえ立っていました」とキョウカのメンバーカラーである緑のペンライトで染まった会場が、群馬の名峰・赤城山に見えたとうまい例えで笑いを誘う。三波はこの日の雰囲気を「友達との集まりみたい」と表現し、いかに和気あいあいとしたイベントだったかを感じさせた。百瀬も「休日にみんなと集まって遊んでいる気分」だったと三波の言葉に同意し、ソロ曲のライブも含めて「皆さんが温かく見守ってくれているからできました」とファンへ感謝の言葉を贈った。
この日のイベントを象徴するように最後もファン参加型の企画を用意。ラストに披露する1曲を、5つの曲の中からファンが選ぶことに。ペンライトの光で投票を行うと、頭を悩ませるファンの票が一番集まったのは、プレデビューシングル2に収録された楽曲「1,2,3 Magic!」。本村が「前橋イチ賑やかな場所にしよう」という言葉でファンを沸く中、パフォーマンスが始まり、言葉通り最後まで賑やかな雰囲気でイベントを締めくくった。
「『前橋ウィッチーズ』Special Fan Meeting “へこむより膨らめ!”」昼の部セットリスト
- 「らんまんBlooming*」 / 赤城ユイナ(CV:春日さくら)
- 「Cross × Millennium」 / 新里アズ(CV:咲川ひなの)
- 「My Special Thanks!!」 / 上泉マイ(CV:百瀬帆南)
- 「あゝ赤城山」 / 北原キョウカ(CV:本村玲奈)
- 「ハピハピになっちゃおっ!」 / 三俣チョコ(CV:三波春香)
- 「1,2,3 Magic!」 / 前橋ウィッチーズ
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Nわか🔞 @NWaka_1415
昼の部のレポートだぁ
最高でした
【イベントレポート】「前橋ウィッチーズ」“友達の集まり”みたいな初のファンミ、ソロ曲でステージ独り占め(会場スライドあり) https://t.co/iqSp7IaTPU