アクションシーン、とんでもなかったですよね?
上映後に行われた今回の舞台挨拶。自身も完成した映像を鑑賞したという戸谷は「『レゼ篇』の一番の魅力と言ってもいいアクションシーンが、もうとんでもなかったですよね?」と観客に問いかけながら「ちゃんと目で追いたいんだけど、アトラクションみたいに通り過ぎていくワクワクする感じが、観ていてとても興奮した」と楽しげな笑顔を浮かべる。楠木も「イチ『チェンソーマン』ファンとして『レゼ篇』を劇場で観たいと思っていたので、夢が叶った高揚感があった。我々は収録をして(物語の)先を知っているはずなのに、不意を突かれて笑ってしまったり衝撃を受けたりで、圧倒されっぱなしでした」とファン目線で感想を述べた。
坂田は「(映画の)90分の中で緩急がすごい。しっとりとしたシーンのあとにフフッと笑ってしまうような面白いシーンがあって。アクションシーンは大迫力で……。ほんっとうに、よかったですよね……」としみじみと思いを言葉にする。上田は「音の力も感じました。迫力があって細やかな映像だからこそ、音楽が加わることで、よりまとまりが生まれるというか、巧みだなと思いました」と語り、「前半後半を通しての種類の違うドキドキを皆さんにも味わっていただけたんじゃないかと思います」と続ける。すると戸谷からは「レゼかわいかったですね。マジで……」と心からの声が漏れ出し、司会に「楽屋のテンションで言わないでください(笑)」とツッコまれていた。
レゼは裏表なく、純粋にかわいらしく映るように
デンジが偶然出会った少女・レゼに翻弄されていく姿を描く今作。戸谷は「ちゃんとデンジを振り回してくれるレゼだったので、自然体で演じることができました」と振り返る。今作よりレゼ役として作品に参加することになった上田は、戸谷の言葉に「救われる思い」と感謝を口にしながら「『デンジに対してグイグイいく感じ』というディレクションだったので、くったくなく迫っていく感じで演じました。だからこそデンジは圧倒されたり、戸惑ったりはあったと思うんですけど、次第に(レゼに)のめり込んでいってしまうというのは、私も演じていくときに気をつけながらやらせていただいて。その中でも裏表なく、純粋にかわいらしく映るようにがんばりました」と心境を明かした。
細かいこだわりを見つけるために、IMAX版もオススメ
IMAX版にて実施された本日のワールドプレミア。楠木は「(登壇した)4人の中で私だけスケジュールが合わなくて、まだIMAX版を観られてないんです。(通常版の)試写を観させていただいて、その時点ですごくて、『とてもいいものを観させていただいたな、早く届けたいな』と思っていたら、IMAX組から『すごかったですよ!!』という話を聞いて、悔しくてたまらなかった(笑)」とふくれながら「通常でもIMAXでもどちらでも楽しんでいただくのがベストなんじゃないかと思います」とアピールする。「IMAXはよく見える」と言う戸谷は「特にオープニングのところとか、小ネタがちりばめられているんです。それを(通常版を鑑賞したあと)IMAXで観たときに気づいて。2回目だからっていうのもあると思うんですけど、細かい作品へのこだわりを見つけるのもIMAXはいいんじゃないかと思います」と勧めた。
予告編に影響を受けた、米津玄師からメッセージ
イベント内では、主題歌「IRIS OUT」とエンディングテーマ「JANE DOE」を担当した米津玄師からのビデオメッセージも上映。「私も先日試写で完成された映画を観させていただいて、非常に素晴らしい出来に感激しました。自分の作っている音楽も愛情深く扱ってくださって。本当に素晴らしい作品、素晴らしい制作陣と出会えたことを感謝するような、そういう映画だったと思います」と思い返す。また本日配信リリースが開始となった「IRIS OUT」について、「ミュージックビデオは、劇場版の本編映像を使わせていただきました。劇場の映像をミュージックビデオに使わせてもらった経緯として、予告編が非常によく出来ていて。ああ、ものすごく素晴らしい才覚と愛情を持って挑んでくださったんだなというのが伝わる作りになっていて。それに感激して、ならもうそのままミュージックビデオにしてもらえないだろうかと。(予告編の)『ボン』とか『バン』とか、あの声がすごく美味しいところにばっちりハマっていて、それも音源に使わせてくれないだろうかと。予告編からインスピレーションをいただき、それを音源に踏襲するくらい、あの予告編には素晴らしいものがありました」と称賛した。
レゼはお花みたいな子
最後にキャスト陣からは1人ずつ観客にメッセージが贈られ、上田は「レゼはいろんな一面を持っている子だと思うのですが、私個人としては、演じるときに、すごくきれいでかわいくてちっちゃい“お花みたいな子”と思って、アフレコに臨みました。そのお花みたいな子だなというのが、皆様にも伝わったらいいなと思います」とコメント。戸谷は「制作陣の皆様も我々も、『チェンソーマン』に対する愛とリスペクトを込めて作品を作っています。僕もそうだったんですが、1回目では気づかなかったものや見逃したものがたくさんちりばめられているので、たくさん足を運んでいただいて楽しんでいただければ」と挨拶した。
劇場版「チェンソーマン レゼ篇」
2025年9月19日(金)全国公開
スタッフ
原作:
監督:
脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:杉山和隆
副監督:中園真登
サブキャラクターデザイン:山﨑爽太、駿
メインアニメーター:庄一
アクションディレクター:重次創太
悪魔デザイン:松浦力、押山清高
衣装デザイン:山本彩
美術監督:竹田悠介
色彩設計:中野尚美
カラースクリプト:りく
3DCGディレクター:渡辺大貴/玉井真広
撮影監督:伊藤哲平
編集:吉武将人
音楽:牛尾憲輔
配給:東宝
制作:MAPPA
キャスト
デンジ:
ポチタ:井澤詩織
マキマ:
早川アキ:
パワー:ファイルーズあい
東山コベニ:高橋花林
ビーム:花江夏樹
暴力の魔人:内田夕夜
天使の悪魔:内田真礼
岸辺:津田健次郎
副隊長:高橋英則
野茂:赤羽根健治
謎の男:乃村健次
台風の悪魔:喜多村英梨
レゼ:
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