「青のミブロ」初の舞台化となったこのステージ。原作の感想を聞かれた坪倉は「本当に素敵な言葉の並びと、この幕末の時代の中ににおがいるという作品の色の変化を、僕自身すごく楽しく読ませていただきました」と述べた。続いて猪野はキャラクターそれぞれに正義があることに触れた。そして「激動の時代の中で、必死に生きていた人たちのこともしっかりと描かれている」と語り、その時代に生きた自分の先祖にも思いを馳せる。一方飯島は「壬生狼全員が揃ったときの、熱のこもった物語の展開がすごく心にグっとくるものがあった」と、壬生狼という集団の力強さをアピールした。
相澤は会場の雰囲気を「お客様の席から(舞台の様子を)見させていただいたときに、自分が幕末に生きていた登場人物かのように見ていられたんです」と臨場感を伝える。岩城も高層ビルが立ち並ぶ街から劇場に入った際の心境を「真逆の世界から一歩劇場に足を踏み入れると、幕末に来られる」と言い、相澤に共感した。
見どころについては、西田が「(におが)出会う人々が、何に覚悟を持って生きているのかということを、それぞれの俳優が本当に真摯に丁寧に演じてくれていると思っています」とキャスト陣を称え注目を促す。坪倉も「本当に自信の作品となっております」と胸を張って話し、「におとして、いろんなものを拾いつつみなさんに届けていくことに僕自身もワクワクしています。劇場に来てこの迫力を絶対に味わってください」とメッセージを送った。
舞台では、におに加え斎藤はじめ、田中太郎の成長や葛藤、それぞれが“正義”を見つけていくさまが描かれた。オープニングにはミブロの隊士をはじめ、全キャストが登場。殺陣を織り込んだ演出が繰り広げられる。さらに原作のちりぬ屋や、壬生浪士組での相撲シーンも舞台ならではの表現を活かして再現された。なおオープニングは、YouTubeの読売テレビアニメ公式チャンネル、マガジンチャンネルでも公開されている。
舞台「青のミブロ」オープニング映像
舞台「青のミブロ」
日程:2025年4月11日(金)~20日(日)
会場:東京都 EX THEATER ROPPONGI
京都:2025年4月25日(金)~27日(日)
会場:京都府 京都劇場
スタッフ
原作
脚本・演出:
企画・製作:講談社、DisGOONie、Office ENDLESS、読売テレビ
主催:舞台『青のミブロ』製作委員会
キャスト
ちりぬにお:
土方歳三:
沖田総司:飯島颯(
斎藤はじめ:
近藤勇:
芹沢鴨:
原田左之助:
田中太郎:
菊千代:成瀬遙城
世都:
婆ちゃん:
彩芽:
京四郎:速川大弥
京八直純:
本間健大、
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ティグレ @Masked_Tigre
【イベントレポート】舞台「青のミブロ」開幕、ステージ写真公開 劇場に足を踏み入れると幕末の世界へ(写真35枚) https://t.co/XVkze7h4Ek