アニメーションと戦争、国家の関係を捉え直す「アニメーションと国家」装画は西島大介

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アニメーションはどのように「国民文化」となったのかを紐解く書籍「アニメーションと国家──戦うキャラクター、動員されるアニメーター」が、3月26日にフィルムアート社から発売される。本の著者は社会学者の雪村まゆみ、装画は西島大介は手がけた。

「アニメーションと国家──戦うキャラクター、動員されるアニメーター」(帯付き)

「アニメーションと国家──戦うキャラクター、動員されるアニメーター」(帯付き)

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「アニメーションと国家──戦うキャラクター、動員されるアニメーター」では、現在のアニメ制作における分業体制の確立とアニメーターという専門職の誕生を語るに当たり、戦時中のプロパガンダ映画に注目。「アニメーションと戦争、そして国家は、きわめて密接な関係にある」として、戦時期にアニメーションを取り巻く環境がどのように変化したのかを明らかにする。また戦時下のフランスのアニメーションについても取り上げ、植民地へのまなざしの変化、自国文化の優位性の確保、敵国人の描き方などから日本との共通性を見出す。戦中戦後の連続性を指摘するだけでなく、アニメーションの舞台を巡る「聖地巡礼」や現代のアニメーターの労働状況、宮崎駿の監督作「君たちはどう生きるか」といった作品にも言及。現代におけるアニメーション文化の展開についても考察する。

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Ko-Z @particolare1964

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