いざ、増殖する美男の園へ。企画展「美男におわす」に山岸凉子、魔夜峰央、竹宮惠子ら

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企画展「美男におわす」が、9月23日から11月3日まで埼玉・埼玉県立近代美術館で開催決定。山岸凉子魔夜峰央車田正美竹宮惠子よしながふみらの作品が出品される。

企画展「美男におわす」ポスタービジュアル

企画展「美男におわす」ポスタービジュアル

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「美男におわす」は、絵画をはじめとする日本の視覚文化に表された美少年・美青年のイメージを追い、人々が理想の男性像に何を求めてきたかを探る企画展。人々の理想が投影された多様な男性像を、「美人画」ならぬ「美男画」として提示することで、男性を美しいものとして表現すること、見ることに光を当て、日本の視覚文化の中の美少年・美青年のイメージを、浮世絵・日本画・彫刻・挿絵・マンガ・写真といった幅広いジャンルから紹介する。

展示は章立てて展開される。「第一章 伝説の美少年」では幼き日の聖徳太子、源平の貴公子たち、曾我兄弟や天草四郎など、神秘性を秘めた稚児・童子像、歴史的に美少年と謳われた人々の肖像などを紹介。「第二章 愛しい男」では公家や中世寺院の僧侶に仕えた稚児、武将たちに付き従った小姓など、年長の男性が若年の男性を愛でる衆道の文化に着目する。

また若衆の舞踊図、役者絵などスター性を帯びた男性像を集めた「第三章 魅せる男」、男性美のイメージに付随する「強さ」をわかりやすく表現した「第四章 戦う男」、マンガ、アニメ、ゲームなど現代のアーティストが表現する多様な男性美を取り上げる「第五章 わたしの『美男』、あなたの『美男』」と、様々な観点から美男をめぐる展示が行われる。なお同展は11月27日から2022年1月24日まで、島根・島根県立石見美術館に巡回。

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企画展「美男におわす」

前期:2021年9月23日(木・祝)~10月10日(日)
後期:2021年10月12日(火)~11月3日(水・祝)
休館日:月曜日
時間:10:00~17:30(展示室への入場は17:00まで)
料金:一般1200円、大高生960円、中学生以下無料

展示構成

「第一章 伝説の美少年」

出品作家:今村紫紅、入江明日香、狩野惟信(養川院)、菊池契月、高畠華宵、谷文晁、豊原国周、蕗谷虹児、松岡映丘、松本楓湖、松元道夫、安田靫彦、山岸凉子(前期のみ)

「第二章 愛しい男」

出品作家:歌川国芳、懐月堂派、勝川春潮、金子國義、喜多川歌麿、鈴木春信、高畠華宵、菱川派、魔夜峰央、 宮川一笑、宮川長春、三宅凰白、村山槐多、山本タカト、山本藤信、吉川観方、四谷シモン

「第三章 魅せる男」

出品作家:井上東籬、歌川国貞、歌川豊国(初代)、歌川豊国(二代)、歌川豊国(三代)、東洲斎写楽、鳥居清長、菱川師胤、山村耕花

「第四章 戦う男」

出品作家:猪飼嘯谷、伊藤彦造、歌川国芳、川合玉堂、車田正美(原作)、森下孝三、菊池一仁(シリーズディレクター)、高畠華宵、月岡芳年、乃希、松岡映丘、安田靫彦、山口晃、山口将吉郎

「第五章 わたしの『美男』、あなたの『美男』」

出品作家:ヨーガン・アクセルバル、市川真也、井原信次、海老原靖、金巻芳俊、川井徳寛、木村了子、竹宮惠子、唐仁原希、舟越桂、森栄喜、吉田芙希子、よしながふみ

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