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島本和彦が「パワプロ」のシナリオ原案担当、廃校防ぐため野球部と学園アイドルが奮闘

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島本和彦が、スマートフォン向けゲーム「実況パワフルプロ野球」の新シナリオ「逆境転生クロスナイン 十門寺東高校」の原案を担当。本日3月12日よりゲーム内で展開されている。

「実況パワフルプロ野球」は、「パワプロ」シリーズでお馴染みの育成モード「サクセス」を楽しめる野球選手育成ゲーム。島本とのコラボレーションは、2018年3月に「逆境ナイン」とコラボしたシナリオ「全力学園高校」編以来の2回目となる。「十門寺東高校」編では、廃校の危機に直面した十門寺東高校を守るため、野球部と学園アイドルが奮闘するさまが描かれる。

また新シナリオの配信を記念して、島本からのコメントも到着。「アイデアがたくさん浮かんできて、色々なことをやりたくなってしまいました」と原案作りの裏側を明かし、「私のアイデアの中では、ラスト近くには泣けてくるはずなんですよ。グーと込み上げるものがあるはず」と語っている。

島本和彦コメント

原案はどのように練り上げたか

アイデアがたくさん浮かんできて、色々なことをやりたくなってしまいました。KONAMIの本社に伺った際、スタッフの方に「あれはどうか」「これはどうか」とアイデアをぶつけさせていただいて、その反応をみながら、「これはいけそうだな」、「これはそうでもなさそうだな」とアイデアを練り上げていきました。それで、10連休があったので、この連休で一気に原案を仕上げようと。自分の子供が高校生の時に合宿したホテルがあるのですが、そこを借りて缶詰め状態になって、露天風呂に入りながら、「これだ!」とひらめくこともありました。

男女の心が入れ替わるという設定は、「逆境ナイン」を昔書いた時、女性ファンの方から「今は男らしい男がいない。女性の方がよっぽど男らしい!」という熱いメッセージをいただいたんです。その言葉がずっと頭にあって、「男の肉体の中に、男らしい女性の魂が入る」という設定をいつかやってみたいと思っていたんですよね。野球部員の魂に、女性の魂が、「ちょっとどけ!私に体を使わせろ」と入れ替わり、今までになく、突拍子もないことができるのではと。今まで私たちが抱いている野球のイメージからかけ離れたことをゲームでは実現してくれると考えて原案を作りました。

漫画とゲームのシナリオ作りで違う点は

ゲームでは、漫画よりも破天荒なことをやってもプレーヤーが受け入れてくれるんじゃないかなと思っています。漫画にすると、私が最後まで責任をもってニュアンスや読んだ時の印象などを決めていきますが、ゲーム作りのプロの方にそういったものを任せて、料理されていくというのが違いでもあり、非常に楽しみな部分ですよね。仕事というか、考えていても楽しいし、すごく面白いイベントですよね。

シナリオ化されるにあたり期待していること

私が漫画でいうネームというか下書きをして、セリフがいっぱい入ったものをたくさん書いたのですが、自分でペン入れをしていない状態なので、荒い段階のものをKONAMIさんにお渡ししました。なので、それをどう料理していただけたのか楽しみです。おそらく、そのままではなく、「全力学園高校」の時のように不要な部分は消して、面白い部分はよりパワーアップしていただけたのかなと思っています。
原案に関しては、冒頭は丁寧に描いたのですが、後半はこういうことが起きて、そのあとこうなるという形で提出したので、自分が実際にプレーしてみて、どんな気持ちでラストに向かっていくのか、非常に楽しみです。私のアイデアの中では、ラスト近くには泣けてくるはずなんですよ。グーと込み上げるものがあるはず。だから、最後の試合は泣かずにはいられないはずなんですよね。

(c)Kazuhiko Shimamoto (c)Konami Digital Entertainment

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