メディア芸術祭で「海獣の子供」がアニメ、「ロボ・サピエンス前史」がマンガ部門大賞に

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第23回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表された。アニメーション部門は五十嵐大介原作、渡辺歩監督のアニメ映画「海獣の子供」、マンガ部門は島田虎之介「ロボ・サピエンス前史」がそれぞれ大賞を受賞した。

アニメ映画「海獣の子供」より。(c)2019 Daisuke Igarashi・Shogakukan /"Children of the Sea" Committee

アニメ映画「海獣の子供」より。(c)2019 Daisuke Igarashi・Shogakukan /"Children of the Sea" Committee

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「ロボ・サピエンス前史」上下巻 (c)Shimada Toranosuke

「ロボ・サピエンス前史」上下巻 (c)Shimada Toranosuke

映画「海獣の子供」は中学生の少女・琉花が、ジュゴンに育てられた兄弟・海、空と出会ったことから始まる物語。原作は月刊IKKI(小学館)で連載され、2009年に第38回日本漫画家協会賞優秀賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している。

「ロボ・サピエンス前史」は人類とロボットが共存する未来を舞台に、ロボットの捜索を職とするサルベージ屋、誰の所有物でもない“自由ロボット(フリードロイド)”が抱える過去、半永久的な耐用年数を持つ“時間航行士(タイムノート)”に与えられた秘密の任務など、さまざまな視点から人類とロボットを描いたSF作品。モーニング・ツー(講談社)にて連載され、第24回手塚治虫文化賞のマンガ大賞最終候補作品にもノミネートされている。

このほかアニメーション部門では「ある日本の絵描き少年」「ごん」「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」「Nettle Head」が優秀賞、「向かうねずみ」「浴場の象」「Daughter」が新人賞に決定。今回より増設されたソーシャル・インパクト賞には「天気の子」が選出された。

一方マンガ部門では雁須磨子「あした死ぬには、」、野田彩子「ダブル」、安野モヨコ「鼻下長紳士回顧録」、鵜野孝紀訳によるリアド・サトゥフ「未来のアラブ人 中東の子ども時代」が優秀賞、伊藤敦志「大人になれば」、イトイ圭「花と頬」、和山やま「夢中さ、きみに。」が新人賞を獲得。ソーシャル・インパクト賞には真鍋昌平「闇金ウシジマくん」が選ばれた。

なお9月19日から9月27日まで、東京・日本科学未来館ほかにて受賞作品展が行われる。

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またコミックナタリーでは、「ダブル」の第1話から第3話の試し読みページを期間限定で公開しているので確認してみては。

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第23回文化庁メディア芸術祭 受賞作品

アニメーション部門

大賞

「海獣の子供」渡辺歩

優秀賞

「ある日本の絵描き少年」川尻将由
「ごん」八代健志
「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」レミ・シャイエ
「Nettle Head」Paul E. CABON

新人賞

「向かうねずみ」築地のはら
「浴場の象」CHENG Jialin
「Daughter」Daria KASHCHEEVA

ソーシャル・インパクト賞

「天気の子」新海誠

マンガ部門

大賞

島田虎之介「ロボ・サピエンス前史」

優秀賞

雁須磨子「あした死ぬには、」
野田彩子「ダブル」
安野モヨコ「鼻下長紳士回顧録」
リアド・サトゥフ / 訳:鵜野孝紀「未来のアラブ人 中東の子ども時代(1978-1984)」

新人賞

伊藤敦志「大人になれば」
イトイ圭「花と頬」
和山やま「夢中さ、きみに。」

ソーシャル・インパクト賞

真鍋昌平「闇金ウシジマくん」

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