第23回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表された。アニメーション部門は
映画「海獣の子供」は中学生の少女・琉花が、ジュゴンに育てられた兄弟・海、空と出会ったことから始まる物語。原作は月刊IKKI(小学館)で連載され、2009年に第38回日本漫画家協会賞優秀賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している。
「ロボ・サピエンス前史」は人類とロボットが共存する未来を舞台に、ロボットの捜索を職とするサルベージ屋、誰の所有物でもない“自由ロボット(フリードロイド)”が抱える過去、半永久的な耐用年数を持つ“時間航行士(タイムノート)”に与えられた秘密の任務など、さまざまな視点から人類とロボットを描いたSF作品。モーニング・ツー(講談社)にて連載され、第24回手塚治虫文化賞のマンガ大賞最終候補作品にもノミネートされている。
このほかアニメーション部門では「ある日本の絵描き少年」「ごん」「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」「Nettle Head」が優秀賞、「向かうねずみ」「浴場の象」「Daughter」が新人賞に決定。今回より増設されたソーシャル・インパクト賞には「天気の子」が選出された。
一方マンガ部門では
なお9月19日から9月27日まで、東京・日本科学未来館ほかにて受賞作品展が行われる。
第23回文化庁メディア芸術祭 受賞作品
アニメーション部門
大賞「海獣の子供」
「ある日本の絵描き少年」
「ごん」八代健志
「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」
「Nettle Head」Paul E. CABON
「向かうねずみ」築地のはら
「浴場の象」CHENG Jialin
「Daughter」Daria KASHCHEEVA
「天気の子」
マンガ部門
大賞
リアド・サトゥフ / 訳:鵜野孝紀「未来のアラブ人 中東の子ども時代(1978-1984)」
伊藤敦志「大人になれば」
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