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山上たつひこ&いがらしみきおが映画「羊の木」に太鼓判、描き下ろしイラストも

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実写映画「羊の木」の公開を記念し、原作者の山上たつひこいがらしみきおからのコメントと、いがらしによる描き下ろしイラストが公開された。

山上は「主役が人気アイドル、共演者もテレビでよく見かける顔。一抹の不安があった。原作の世界観をどこまですくい上げていただけるのだろうかと」と映画化に対する率直な気持ちを明かすも「それは杞憂だった」とコメントし、「俳優の、テレビでは見せることのない深い陰影は、吉田大八監督のマジックの手際の一つであるに違いない」と絶賛。またいがらしは「原作よりもさらに焦点を絞ったため、その分、熱くなり、焦げ、煙を発し、青白い炎を上げて燃えているような映画になりました」と語り、試写会での印象的なエピソードを切り取ったイラストを描き下ろした。

吉田大八が監督を務める映画「羊の木」は、政府の極秘プロジェクトの試行都市になった港町が舞台のヒューマンサスペンス。凶悪犯罪を犯した元受刑者の男女6人と、彼らを受け入れることにした市長、そして何も知らない一般住民の不穏な生活を描く。原作はイブニング(講談社)にて連載され、単行本全5巻が発売中だ。

山上たつひこコメント

喜劇であれ、悲劇であれ、ホラーであれ、ドラマには張りつめた空気がなくてはならない。
上質の虚構を作り出そうとする意思が発する緊張感である。
主役が人気アイドル、共演者もテレビでよく見かける顔。一抹の不安があった。
原作の世界観をどこまですくい上げていただけるのだろうかと。それは杞憂だった。
出演者はテレビから映画への切り替えスイッチを持っているかのようにギアを上げ、大画面にふさわしい重厚さを醸していた。優れた映像作家は独自の魔法を使う。
俳優の、テレビでは見せることのない深い陰影は、吉田大八監督のマジックの手際の一つであるに違いない。

いがらしみきおコメント

全編とおして画面の緊張感が素晴らしいです。原作よりもさらに焦点を絞ったため、その分、熱くなり、焦げ、煙を発し、青白い炎を上げて燃えているような映画になりました。
韓国映画好きの私としては、初の受賞歴が釜山映画祭だったことも感慨深いです。
これは日本人が作った韓国映画かもしれません。原作者の勝手な妄想ですが。

(c) 2018『羊の木』製作委員会 (c)山上たつひこ、いがらしみきお/講談社

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