チャンピオン50周年！60組以上の作家が祝福、「ドカベン」カラー再現掲載も

本日7月18日に発売された週刊少年チャンピオン33号（秋田書店）は、同誌の創刊50周年記念号として、数多くの企画が用意されている。

巻頭カラーでは、水島新司「ドカベン」を再掲載。明訓高校と白新高校の対決で、当時あまり有名でなかったルールが適用され、明訓に得点が入ったことでファンに有名な“ルールブックの盲点”の回が、カラーページや煽り文なども連載当時のままに再現されている。この回の1部は2色カラー印刷となっているが、現在はマンガ雑誌に2色カラーはほぼ使われていないため印刷所にも対応する紙のストックがなく、わざわざ紙を取り寄せたというこだわりの詰まった再掲載だ。また水島からの、創刊50周年に対するお祝いコメントも掲載された。

付録には、作家陣64組のサインと描き下ろしイラスト入りお祝い色紙が並ぶポスターが登場。また作家67名が、チャンピオンとの出会い、連載時の裏話などをアンケート形式で答えた祝福コメントも掲載されている。色紙およびコメントでは、安部真弘、板垣巴留、石黒正数、桜井のりお、盆ノ木至、西修、渡辺航ら現役連載作家のほか、石井いさみ、鴨川つばめ、曽田正人、立原あゆみ、つのだじろう、永井豪、萩尾望都、諸星大二郎、山上たつひこ、山口貴由、米原秀幸ら、チャンピオンに連載経験がある作家も同誌の50周年を祝福している。

そのほか「少年ラケット」の掛丸翔による「ナミダドライブ」や、新鋭・中内祥吾による「仁義なきアイドル」といった2本の読み切りや、浜岡賢次、板垣恵介、高橋ヒロシによる鼎談、チャンピオン編集長・武川新吾のインタビューも掲載。佐藤健太郎「魔法少女サイト」は、連載があと2回で完結することが告知された。

なおコミックナタリーでは週刊少年チャンピオンの創刊50周年を記念し、武川新吾編集長による対談連載を全4回で実施。現在、週刊少年サンデー（小学館）の市原武法編集長、週刊少年マガジン（講談社）の栗田宏俊編集長、週刊少年ジャンプ（集英社）の中野博之編集長に加え、前任者であるチャンピオン9代目編集長・沢考史との対談が公開中だ。