上映後に行われた舞台挨拶にて、大泉は「どえらいもの観せられたという気持ちでいっぱいでしょうけど、どうもありがとうございます(笑)」と観客に向けて挨拶。片瀬は「私は本当に原作の大ファンで! 最近20巻も発売されましたけど……」と新刊のアピールをしながら、「本当に愛に包まれた素敵な作品になりました」とコメントする。また花沢は「(観るのは)これで3度目になるんですけど、やっぱり3回観てもすごく面白かったので、原作者としてはうれしい限りです」と感謝を述べた。
佐藤監督は「日本映画では珍しい作品。やるからには力いっぱいやろうと、日本の一番の技術をもって作りました」と自信を見せる。実際に本作はシッチェス・カタロニア国際映画祭で2冠、ポルト国際映画祭で2冠、ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭でもグランプリを獲得していることから、大泉は「海外の映画祭に出すごとに賞を獲ってくるので、ものすごく優秀な子供を持った親の気持ちです」と喜びを口にした。
同作はしがないマンガ家アシスタントであった主人公・鈴木英雄が、“ZQN”と呼ばれる、人を襲う凶暴な存在が跋扈するようになってしまった世界で生き延びていく様子を描く。壮絶な撮影現場での話題がキャスト陣からあがると、現場に訪れたという花沢は「僕としては資料写真が撮れるっていうことでスタッフとみんなで写真に収めて。それをマンガにいたしました」と語る。塚地が「逆に(マンガに)還元する形に?」と問うと、「そうなったのでラッキーでした」と裏話を明かした。
有村は本作を観た感想を「正直怖いしグロいし、ヘトヘトになってすぐには立ち上がれなかった。この映画大丈夫なのかなって思いました(笑)」と打ち明ける。司会から「もしかして、こういったジャンルは苦手ですか?」と聞かれると「どちらかと言うと苦手なタイプですね」と素直に告白。しかしそれを聞いた大泉が「そういうこと言うんじゃないよ! こういう映画、大好きなんだろ? 今はもう、三度の飯よりZQNが好きだそうです」とまくしたて、会場の笑いを誘った。
最後に大泉は、「日本がこのジャンルを本気で作ったら、世界でこんなに評価されるんだ!と思えてうれしい。映画のワールドカップで日本が勝ったようなことなんです! 今の日本の本気を、目の当たりにしていただきたいです」と作品をアピールした。
映画「アイアムアヒーロー」は全国の劇場にて上映中。
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