舞台「真夜中の弥次さん喜多さん」Gロッソで開幕、サブキャラも多彩

しりあがり寿原作による舞台「おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』」が東京・シアターGロッソにて1月10日に開幕した。1月17日まで上演された後、大阪・サンケイホールブリーゼにて1月22日から24日まで巡演される。

荒んだ生活からやり直すために、お伊勢参りの旅に出た弥次さん喜多さんの2人を待ち受ける奇妙な出来事を描く「真夜中の弥次さん喜多さん」。唐橋充演じる弥次さん、藤原祐規演じる喜多さんのメインキャラクターに加え、入れ替わり立ち替わり現れる個性豊かなサブキャラクターも見どころだ。またヒーローショー準専用劇場であるシアターGロッソという会場を活かした演出も。過去に「魔法戦隊マジレンジャー」でマジイエローを担当していた松本寛也が、空の守役を演じながらも戦隊のイエローに扮する場面も見られた。

初日前日に行われた公開稽古では、弥次さん役の唐橋が「（演出で）計算された間（ま）を再現するという稽古を、このひと月かけてやってきました。その間に自分の間に変わってきたんだなと思えてきました。川尻恵太さんが率いてくださって本日を迎え、それぞれがようやく作品の間をつかみつつあるのかなという感じです」とコメント。また「本番ではお客様にこの作品をドンとぶつけて気に入っていただけるかどうかは怖いところですが、でも大丈夫だろうなと思いました」と手応えを感じていることを明かす。

一方で喜多さん役の藤原は「長いようで短い稽古期間でした。個人的には知り合いが多い現場でみんな大好きなメンバーだったのと、川尻さんもすごく多彩な方で、本当に稽古が楽しくて、あっというに終わってしまいました」と稽古期間を振り返り、「ゲネプロが終わって、明日からももっと楽しんでもいいのかなって思っています。本番もみんなで楽しんで行きたいと思います！」と意気込みを語った。