やまじえびね

1965年5月3日東京都生まれ。1984年「三角形のデザート」がLaLa11月号(白泉社)に掲載されデビュー。同年、第9回白泉社アテナ新人大賞優秀新人賞を「夜の胸さわぎ」で受賞し、期待の新人として注目を集める。いわゆる乙女ちっくな少女マンガとは一線を画すアヴァンギャルドでクールな作風が魅力。その後、一時の活動休止を経て、少女マンガ誌から女性誌へ発表の場を移す。女性同士の恋愛を描いた「LOVE MY LIFE」は2006年に映画化され、作家の石田衣良が初出演し話題となった。その他の代表作に松浦理英子の小説「乾く夏」を改題して描き下ろした「夜を超える」、過去にレイプされた経験から男性恐怖症になった女性が主人公の「愛の時間」など、生きづらい人たちにスポットを当てた作品を多く発表している。