DIR EN GREY「UROBOROS」の世界観をライブで提示
2009年1月4日 16:11 2
彼らが同会場のステージに立ったのは、1999年12月18日以来9年ぶり。今回のライブはひさしぶりの大阪城ホール公演であるという事実以上に、2008年11月に世界17カ国で発売されたニューアルバム「UROBOROS」の世界観が初めてライブで体現されることで、開催前から大きな話題を集めていた。
会場には1万人を越えるオーディエンスが集結。19:15に場内が暗転し、アルバム冒頭に収められていた「SA BIR」が鳴り響く中、ステージを覆う薄い幕の向こうにメンバーが現れた。そして9分をゆうに超える長尺曲「VINUSHKA」からライブはスタート。本来ライブのオープニングに用いるには不向きともいえる長さだが、この曲の持つ独特の凄みは確実にオーディエンスをひとつに束ねていった。
この日のライブでDIR EN GREYは「UROBOROS」を軸に据えながら全25曲を披露。同アルバムの収録曲はすべて演奏されたが、映像や照明効果を駆使した演出はそれぞれの楽曲の持つ奥行きや深みを強調しながら、まさに五感に訴えかけるように「UROBOROS」の世界観を体感させてくれた。
アンコールは2度にわたり行われ、最後には昨秋のツアーではまったく演奏されなかった「THE FINAL」を披露。同曲を演奏し終えると、ステージ中央の京(Vo)を囲むように5人が集結し、2時間20分に及ぶライブが終了した。
「UROBOROS -breathing-」というタイトルが示唆するように、新作「UROBOROS」が“呼吸”を始めたことを伺わせたこの日のライブ。この強烈なアルバムを引っさげ、DIR EN GREYが今年どのような活動を行っていくのか気になるところだ。
「UROBOROS -breathing-」セットリスト
SE. SA BIR
01. VINUSHKA
02. RED SOIL
03. AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
04. STUCK MAN
05. 慟哭と去りぬ
06. 蜷局
07. 凌辱の雨
08. GLASS SKIN
09. CONCEIVED SORROW
10. DOZING GREEN
11. dead tree
12. HYDRA -666-
13. 冷血なりせば
14. BUGABOO
15. 凱歌、沈黙が眠る頃
16. REPETITION OF HATRED
--ENCORE 1--
17. 我、闇とて・・・
18. ain't afraid to die
19. INCONVENIENT IDEAL
--ENCORE 2--
20. OBSCURE
21. Mr.NEWSMAN
22. CLEVER SLEAZOID
23. 朔-saku-
24. THE IIID EMPIRE
25. THE FINAL
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UROBOROSの大阪城懐かしいな。まだ記事って残ってるんだ( ¨̮ )
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